2014年3月17日、中国の女性歌手に顔をすり寄せたことで「不謹慎だ」と批判を浴びたジャッキー・チェンが、世間の声に反発した。新浪網が伝えた。

【その他の写真】

今月初めから、中国の国会に相当する「両会」（全国人民代表大会と中国人民政治協商会議）に、全国政協委員として出席していた。この席で国民的女性歌手ソン・ツーイン（宋祖英）に背後から抱きつき顔を密着させる写真が、このほどネット上に登場した。これを見たネットユーザーからは、「公式の場で不謹慎だ」「セクハラか？」「ここは酒場じゃない」と、非難と不快感を示す声が一気に高まった。

ジャッキーは17日、来月開催の北京コンサートの発表記者会見に登場。女性司会者に対し、ソン・ツーインの時と同じように顔を擦り寄せて“あいさつ”を交わし、取材陣の度肝を抜いた。驚く記者らに対して、「明日のトップニュースが欲しい？」と、いきなりぶちまけた。世間からの非難に対し、同じ行為を再現して反発した形だ。

ジャッキーによると、写真に見られるような情熱的なあいさつは「いつもやっている」という。「今回はたまたま写真を撮られただけ。何でもないことだし、世間は過剰反応しすぎだ」とコメントしている。写真の中では気まずそうな表情を浮かべているソン・ツーインだが、ジャッキーによると、その前に彼女とは言葉を交わしていた。記事に書かれるような、背後からいきなり“急襲”したものではないと語っている。（翻訳・編集/Mathilda）