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日本に独占されてきた高速鉄道の核心、中国はどのように攻略したのか―中国メディア

配信日時:2020年11月7日(土) 8時20分
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5日、騰訊網は、「日本に60年間独占されてきた高速鉄道の重要半導体開発を、中国はどう攻略したか」とする記事を掲載した。

2020年11月5日、騰訊網は、「日本に60年間独占されてきた高速鉄道の重要半導体開発を、中国はどう攻略したか」とする記事を掲載した。

記事は「中国の高速鉄道は、2013年まで自主製造とは言えなかった」とし、その理由を「わが国では研究が行われず、日本に60年間も独占されてきた部品があるからだ」と伝えた。

その部品とは、鉄道車両や電気自動車の電力制御に用いられる半導体素子の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)だ。記事は「60年もの間IGBT技術を独占してきた」と大げさに称しているが、IGBTが誕生したのは1980年代であり、実際に新幹線車両に導入されたのは1999年にデビューした東海道新幹線の700系からだ。

記事は、IGBTの性能を最も直感的に体感できるのは起動加速度であり、高速鉄道車両のスムーズな加速を実現し、最高時速を制御する上でIGBTが非常に大きな役割を果たしていると説明。一方で、「中国のIGBT技術は過去60年間ずっと外国企業に独占されてきた」と主張し、中国高速鉄道で用いられているIGBTは日本の三菱が、電気自動車はドイツのインフィニオン・テクノロジーズが独占状態にあったと伝えた。

また、中国も2007年よりこの分野への物的、人的投入を強化し、研究開発に乗り出しているものの、非常にハイレベルな知識と技術、作業工程、防振防塵が徹底された製造環境を要することなどから、現時点では目立った成果が出せていないと指摘。電気自動車分野では09年に中国自動車メーカーのBYDがIGBTを開発したものの、「高速鉄道分野ではなおも日本の牙城が打ち崩せていない」としている。

その上で、技術後発国である中国にとって、IGBTの完全な自主開発のハードルは非常に高かったとし、それよりも早くかつ現実的に技術をものにするためには外国企業の買収を加速することが重要だったと解説。中車株州が資金難に陥っていた英国の半導体メーカー・ダイネックスを買収し、12年に国産の3.3kVのIGBTモジュール開発に成功、高速鉄道への本格搭載に向けてさらに技術の蓄積を進め、量産体制を実現するとともに、高速鉄道車両「復興号」に自前のIGBTモジュールを搭載するに至ったことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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