伝統的暖房のオンドルを、韓国が世界文化遺産に申請へ、「中国に先を越される前に!」―韓国メディア

Record China    2014年3月17日(月) 16時23分

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17日、韓国が伝統的な暖房システム「オンドル」を世界文化遺産に登録する準備を進めているが、同様のシステムは中国でも利用されており、韓国メディアは「最大の障害は中国」としている。写真は中国のオンドル。

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2014年3月16日、韓国・聯合ニュースによると、韓国は伝統的な暖房システム「オンドル」の世界文化遺産への登録申請準備を進めている。同様の暖房は中国でも利用されており、その生産技術も持っていることから、中国に先を越される前にと申請を急いでいるという。17日付で環球時報が伝えた。

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韓国国土海洋部は16日、専門家や関係機関から意見を聞き取った上でオンドル技術の世界文化遺産登録の申請を行うことを発表した。関係者によると、専門家からオンドル技術には人類が保護すべき世界遺産としての価値があるとの結論が得られたことから申請が決定したという。事前調査では登録実現の可能性はあるとされ、国土海洋部が今年下半期に予算を計上し、早ければ2015年にも登録の具体的な手続きが始まる。

オンドルは薪などを燃料とした床暖房の一種で、韓国で進められている地熱採取技術もオンドルに源流をたどることができる。韓国国土交通部の関係者は「石油や石炭などの化石燃料を使うよりも環境保護性が高い」と話している。しかし、中国も同様のシステムを自分たちの固有の技術だと主張しており、韓国は「登録は早い者勝ちの側面もあることから、申請が急がれる」としている。

韓国・毎日経済新聞も「中国に奪われる前に早期の申請を」と報じている。中国の農村部を中心に使用されているオンドルも原理的にはほぼ同じで、韓国国土海洋部は文化財庁と協力し遺産登録に先立って国内における「非物質文化遺産」に登録する考えを明らかにしている。韓国国土海洋部の関係者は、韓国のオンドルが世界文化遺産に登録されれば地熱採取の独創性や先進性も知られるところとなり、関連産業の輸出にも将来性が期待ができることになると話している。(翻訳・編集/岡田)

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