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中国通販業がピンチ、頼みの綱は日本?包装用段ボールが不足して大量輸入―中国メディア

配信日時:2020年11月6日(金) 6時0分
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中国では宅配便の包装用段ボールの生産が需要に追いつかない状態になった。そのため9月には日本からの対中輸出が前年同月の2.5倍の10万1000トンに達した。

中国では、11月11日にネット通販の年間最大のショッピングイベントが開催される。この日は「双11(ダブル・イレブン)」と呼ばれ、近づくにつれ関連記事の発表も増える。中国の大手ポータル/ニュースサイトの新浪網は5日、通販の取扱量が急増したことで包装用段ボールの不足が深刻になり、日本からの輸入が急増していると紹介する記事を掲載した。

新浪網掲載の記事によると、中国では今年(2020年)、新型コロナウイルス感染症の影響もあり通販利用が急増し、その関係で宅配便の取扱量も激増した。国家郵政局によると、1-9月の郵便物としての宅配便取扱量は前年同期比27.9%増の561億4000万件だった。民間会社の取扱量を含めると600億件に達したという。また、取扱量がピークを迎える「双11」期間には、1日当たりの取扱量が4億9000万件に達すると見込まれている。

そのため、中国では宅配便の包装用段ボールの生産が需要に追いつかない状態になった。日本製紙連合会によると、今年1-9月の段ボール原紙の輸出量は前年同期より9割程度増えて61万8000トンだった。9月単月では前年同月の2.5倍の10万1000トンだった。輸出急増の最大の原因は中国の需要増だったという。

中国で包装用段ボールの生産が増えない背景には2017年から産業廃棄物の輸入を厳しく生産する政策が施行されたことも影響している。中国での段ボールの原料は、重量比で60%程度が廃紙だ。しかし廃紙の輸入も規制されたことで、輸入量は2017年には2572トン、18年は1703トン、19年は1036トンと、激減を続けた。

一方の日本側の製造会社には、輸出用段ボールは安価な商品で収益率が悪いため、生産を維持するためには輸出を続けねばならないという事情もあるという。

中国の国家統計局によると、段ボールの国内流通価格は10月上旬に、前年同期比よりも11.22%上昇して、1トン当たり3666.7元(約5万7600円)に達した。(翻訳・編集/如月隼人

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