人民網日本語版 2020年11月5日(木) 14時50分
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浴衣、茶席、和菓子…北京市のMUJI HOTEL BEIJINGで10月31日午後、茶人の胖蝉さんと和菓子職人の嘉絲さんによるユニークな「ハロウィンお茶会」が開かれた。
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浴衣、茶席、和菓子…北京市のMUJI HOTEL BEIJINGで10月31日午後、茶人の胖蝉さんと和菓子職人の嘉絲さんによるユニークな「ハロウィンお茶会」が開かれた。本格的な茶道の講座とハロウィンをテーマにしたかわいらしい和菓子が、寒さを増す北京の晩秋に温かさを届けていた。
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茶人の胖蝉さんと和菓子職人の嘉絲さんは、ともに茶道文化の普及に努めている。普段は上海エリアを中心に、季節や節気の変化に合わせて講座やお茶会を開いているという。胖蝉さんの茶道の流派は江戸千家。茶道を学んで10年になり、茶道だけでなく茶器についても詳しい。この日の茶道講座でも、胖蝉さんは唐代の陶磁器崇拜から高麗茶碗に至るまで、茶道と舶来品との切っても切れない縁について紹介。そして、「ハロウィンは東洋にとっては舶来品と言える。茶や茶道も、日本にとって最初は舶来品だった。今日は皆さんに茶が日本でどのように根付き、日本の文化として定着していったのかをお話しします」と語った。
茶道は「一期一会」を大切にし、人々に今を大事にするよう戒めている。そして胖蝉さんも、自身が愛する茶道用語「懈怠比丘不期明日(懈怠の比丘、明日を期せず)」を紹介。「この言葉の背景にはこんなエピソードがある。ある僧が茶会に招かれて茶人を訪ねたが、その茶人は急用で不在にしており、会えずじまいになってしまった。そこで僧は茶室の腰張りにこの言葉を書き残した。これは、今日開かれなかった茶会は、日を改めてもう1度やろうとしてもそれはもう今日の茶会と同じではなくなる。だから今を大切にするようにしなければならない、という意味だ」と説明した。
また和菓子職人の嘉絲さんは、この日のお茶会のためにハロウィンをテーマにした和菓子を6種類用意した。「餡にはリンゴやジンジャー、シナモンを練り込んでいる。どれもこの時期にピッタリな食材」と嘉絲さん。そして、「今日のイベントを通じて、参加した人どうしがつながり、細やかで温かみのある暮らしを共に感じてほしい」と語った。(提供/人民網日本語版)
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