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おいしいもの食べるというのは、まさに至福のひと時。インターネットを使ったライブ配信が流行り出してから、モクバン(大食いライブ動画)に対する注目度が高まっている。
おいしいもの食べるというのは、まさに至福のひと時。インターネットを使ったライブ配信が流行り出してから、モクバンに対する注目度が高まっている。「おいしいものを食べる」というのとは趣旨が異なり、ホストが大量の食べ物を食べるライブ形式のオンライン放送「モクバン」が人気となっているのはなぜなのだろう?モクバンを見る視聴者が実際に見ているものとは何なのだろう?科技日報が伝えた。
中国科学院心理研究所の陳祉妍教授によると、モクバンを視聴する人は、4つの心理的ニーズを満たすのがその目的だとしている。
まず、モクバンを視聴すると、おいしいものをお腹いっぱい食べたいという欲求を疑似的に満たしてくれるという点だ。 「今の人はスリムであることが美しいと思っており、体のスタイルを気にしている。自分は食べることができないので、他の人が食べているのを見て、間接的にグルメを楽しむという人もいる」。
次に、モクバンを視聴すると、視聴者のストレスをある程度解消できる。モクバンのホストは通常、しゃべるのではなく、聞こえてくるのはほとんど食べ物を食べる時に出るホワイトノイズのような咀嚼音だ。陳教授は、「外界からの刺激を何も感じない時が、人が最もリラックスしている時というわけではない。逆に適度に感覚器官が刺激されていると、快適と感じる。ホワイトノイズのメカニズムがそれに当たり、単調な音が聞こえる環境では、頭を働かせる必要はないのに、刺激を感じ、リラックスするのにプラスとなる」と説明する。
さらに、モクバンを視聴すると、ある種の暗示をある程度得ることができ、もともと食欲がなかったのに、おいしいものを食べたいという気分になる。
最後に、モクバンを視聴すると、誰かが付き添ってくれているような気分になる。「食事をする時に、モクバンを視聴するのが好きという、一人暮らしをしている人もいる。そのような人は、家族や友達が一緒にいてくれるような、にぎやかな生活を求めている。また、時間つぶしや寂しさを紛らわすために視聴している人もいる」と陳教授。
では、どのようにすればモクバンを視聴することがもたらすマイナスの影響を避けることができるのだろうか?
陳教授は、「合理的に、モクバンを見たり、それに投じる時間とお金を抑制しなければならない。電子設備に一定の時間制限を定めることもできる。そうすることで、モクバンを視聴する時間を抑制できる。その他、衝動的にたくさんの食べ物を買うことがないように、支出計画を立てることで、過度な消費を抑制するようにできる」とアドバイスする。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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