アニメ巨大市場の中国、北京国際コミック・アニメーションフェスティバルには15万人―中国

Record China    2020年11月4日(水) 18時50分

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先月1日~8日まで第9回北京国際コミック・アニメーションフェスティバルが北京の石景山遊楽園で開催された。

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世界で最初に新型コロナウイルス危機に陥った中国は、世界で最も速い回復を成し遂げつつある。そうした中、先月1日~8日まで第9回北京国際コミック・アニメーションフェスティバル(動漫北京)が北京の石景山遊楽園で開催された。

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今回のフェスティバルは初めて中国国慶節の連休期間中に開催。場所も初めて室外の遊園地に移動した。開催期間はこれまでより長い8日間で、初の試みとなる夜の一般公開もあった。会場の面積は10倍に拡大され、参加者も大幅に増加。会場付近のホテルでは宿泊客が急増した。

北京アニメ・漫画・ゲーム産業協会の紹介によると、今回は約200店舗が参加し、来場者数は延べ15万人に上った。期間中は、演奏会、コスプレショーなど若者に人気のイベントの他、アニメやゲームなどの新技術の成果発表や関連商品の取り引き、創作品展示のビジネス活動も展開され、動漫北京としては過去最大の規模となった。

夜に会場がライトアップされたため、昼夜を問わず多くの見物客でにぎわった。また、イベントはオンラインでも鑑賞でき、会場に足を運べなかった人を中心にアクセスが殺到したという。

中国でもアニメや漫画はすでに1つの巨大市場となっている。内容の多様化や制作力のレベルアップが見られ、展示会などのイベントも大盛況だ。国による政策、資金、施設建設面でのサポートを背景に産業区の育成も進んでおり、中国のアニメ・漫画産業の発展ビジョンに関する報告書によると2019年の生産額は前年比229億元(約3587億円)増の1941億元(約3兆400億円)に達した。(取材/RR)

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