<マレーシア機不明>中国とマレーシアが互いの情報の不透明性を批判―台湾メディア

Record China    2014年3月14日(金) 23時40分

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13日、マレーシア航空MH370便が消息を絶った問題で、マレーシア政府の提供する情報が混乱しており、中国政府が改善を求めた。マレーシア政府は中国が衛星で航空機の残がいと思われるものを発見したことを公表していなかったことを批判した。資料写真。

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2014年3月13日、マレーシア航空MH370便が消息を絶った問題で、マレーシア政府の提供する情報が混乱しており、中国政府が改善を求めた。マレーシア政府は中国が衛星で航空機の残がいと思われるものを発見したことを公表していなかったことを批判した。台湾・中央社が伝えた。

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中国国家国防科技工業局は、MH370便が消息を絶った海域に漂流物があることを公表した。これについて、マレーシア民間航空局のアズハルディン・アブドゥル・ラーマン長官は、中国がマレーシアに画像のことを伝えなかったことは外交儀礼に反すると批判した。

中国の李家祥(リー・ジアシアン)民用航空局長は、漂流物がMH370便のものであることは証明できていないと述べ、マレーシア側に協力関係の改善を求めた。

李局長は全人代閉幕式前に、「衛星が発見した金属片が行方不明の飛行機かどうかは判断できていない。マレーシア側には、情報の発表は正確で、総合的なものでなければならないと伝えた」と述べた。

元航空事故調査官のデビッド・グリーブ氏は、英紙・デーリー・テレグラフの取材に対し、「各国が自国軍のレーダー情報を共有しようとしなければ、MH370便の捜索に支障をきたすことになる。消息を絶ったエリアでは、各国の海軍や陸軍のレーダーが機体を捉えていたはずだが、探索能力を明かすことに敏感になり、どれだけの情報を持っているかを公表したがらないのだろう」と語った。

グリーブ氏は、「飛行機が消息を絶った一帯は政治的に敏感な地域で、マレーシア、カンボジア、ベトナム、タイ、インドネシア、ミャンマー、シンガポールがレーダーを運用していると思われるが、各国が何を見つけたのかは明らかになっていない。それは他国に自軍の能力を明かすことを意味するからだ。だが、MH370便はいくつもの軍のレーダー上に一定時間表示されていたはずだ」と述べた。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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