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韓国で注目集まる「女性徴兵制」論、賛成が半数超え=ネットにさまざまな声

配信日時:2020年10月29日(木) 9時40分
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22日、韓国・ソウル新聞によると、ある放送局が全国の成人男女1012人を対象に行なったアンケートの結果、52.8%が「女性の徴兵制導入」に賛成した。画像は韓国国防部Facebookより。

2020年10月22日、韓国・ソウル新聞によると、ある放送局が全国の成人男女1012人を対象に行なったアンケートの結果、52.8%が「女性の徴兵制導入」に賛成していることが分かった。

記事によると、韓国では人口減少による兵力不足が現実化したことで、「女性徴兵制」論が注目されている。19日には、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)の国民請願掲示板に「女性も国防に寄与できるよう、女性徴兵制を実施すべきだ」とのタイトルで請願の書き込みもあったという。

しかしネット上では賛否の声が上がっている。

まず、反対する多くの女性が「女性徴兵制は『ジェンダー対立を助長するテーマ』だと考えることを不満に思っている」ようで、女性徴兵制が「男性差別をなくし性の平等を実現するには必要なこと」のように扱われていると指摘している。「徴兵制ではなく志願制度の導入が正しい。『男がやるのだから、女性も』という考えはいかがなものか」「男性が(兵役により)剥奪感を感じるのは分かるが、その対価は十分に受けていると思う。結婚・出産で多くの女性が職場を離れるが、男性は入社後、軍服務期間が勤務経歴として認められ、年俸の恩恵を受けられる」などの声が出ている。

一方で「必要ならば服務する」「体力が問題なら、行政・看護などの人材として活用できる」という賛成意見もある。男性からも「女性も兵役を義務化すべき!」「男女平等を叫ぶくせに、国民の義務は無視するのか」「権利は何でも手に入れるくせに、どうして(軍に)行かないんだよ。当然、行くべきだ」「警察、消防官、特殊船司令部の幹部、全て女性がいるじゃないか」「欧州の女性たちは服務してるよ。韓国の女性にだってできるでしょ」「妊娠出産者は免除にすればいい。年齢を決めて、その間に志願入隊するか、子どもを産むか選択する」などの声が上がっている。

ただ、賛成派の女性も「性の平等のための女性徴兵制」に同意しているのではないようで、「人口減少で人手が減り安保に支障が生じるなら喜んで服務する」と指摘する声が出ている。

また「閉鎖的な軍隊で発生しうる性犯罪や暴力などの問題に迅速かつ徹底して対処する環境をまず整えるべきだ」との意見や、「男性が軍に反感を持つ大きな理由が閉鎖的なシステムと高圧的な組織文化だ。女性徴兵制を本格的に論じる前に、そうした問題をまず解消すべきだ」との意見も上がっている。

さらに「単純に賛否を問うのではなく、『現実性』を考える時」だとして、収容空間の整備に向けた予算問題、生理・妊娠・出産などをどう扱うのか、徴兵範囲や免除対象はどうするのかなどが、議論すべき事案として挙げられている。(翻訳・編集/麻江)

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