来年の春節に公開される映画5作品が早々と発表、激戦を制するのはどれ?―中国

人民網日本語版    2020年10月27日(火) 16時50分

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国慶節に合わせて封切られた映画5作品の興行収入が合わせて40億元(約620億円)近くに達し、今年の国慶節映画は春節(旧正月)映画並みに大盛況となった。

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国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて封切られた映画5作品の興行収入が合わせて40億元(約620億円)近くに達し、今年の国慶節映画は春節(旧正月)映画並みに大盛況となった。2021年の春節(旧正月、来年は2月12日)に合わせて封切られる予定の映画も豪華な顔ぶれとなりそうだ。今年の春節映画として公開される予定だったものの新型コロナウイルスの影響で延期になっていた「唐人街探案3(僕はチャイナタウンの名探偵3)」のほか、「緊急救援(The Rescue)」、「刺殺小説家(Assassin in Red)」、「人潮●涌(●はさんずいに凶)」、「新神榜:哪吒重生」などの力作5作品の上映がすでに決まっている。業界関係者は、今後、さらに多くの作品が春節公開に名乗りを上げ、春節映画の競争は一層熾烈になるだろうと予測している。中国新聞網アプリが伝えた。

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最近、大作が続々と春節での封切りを発表している。陳思誠(チェン・スーチョン)監督がメガホンを取り、俳優の王宝強(ワン・バオチャン)や劉昊然(リウ・ハオラン)が主演の「僕はチャイナタウンの名探偵3」の春節公開が最近発表され、人気検索ワード入りを果たした。同作品は今年始めのチケット前売りだけで興行収入が約3億元(約46億5000万円)に達し、今年の春節映画のチケット前売りランキングで首位に立っていた。

「僕はチャイナタウンの名探偵3」は公開延期が決まって以降、新たな公開日がこれまでずっと決まらなかった。現在、新型コロナウイルスの打撃を受け、万達や華誼兄弟、北京文化などの各大手映画館は赤字経営の状態に陥っており、巨額の製作費がかけられた商業映画である「僕はチャイナタウンの名探偵3」が大ヒットするかが非常に重要になっている。第一作と第二作が大ヒットとなったため、多くのネットユーザーは、2021年春節映画レースのチャンピオン有力候補と見ている。

同様に今年の春節に公開される予定だったものの延期になり、2021年の春節に公開されることになった「緊急救援」は、ダンテ・ラム(林超賢)監督の「湄公河行動 (Operation Mekong)」と「紅海行動(Operation Red Sea)」に続く中国の国策を反映した「主旋律映画」の第三作。初の海上救援をテーマした映画で多くの人が公開を首を長くして待っている。

その他、「刺殺小説家」や「人潮◆涌」、「新神榜:哪吒重生」なども春節映画として公開されることが決まっている。

「刺殺小説家」は、ファンタジー作品で、小説の世界と現実の世界で物語が展開する。役者の演技だけでなく、特殊効果やアクションも見どころだ。

「人潮◆涌」は劉徳華(アンディ・ラウ)が主演。ファンタジーな要素が組み込まれ、劉徳華演じる冷血な殺し屋・周全と、肖央(シャオ ヤン)演じる記憶を失った小萌の身分が入れ替わるというユニークなストーリーだ。

「新神榜:哪吒重生」は、現時点で、来年の春節映画として公開される唯一のアニメーション映画だ。「白蛇:縁起(White Snake)」のクリエイターチームが製作を担当する。同作品は、全く新しい中国神話をモチーフに世界観を描き出し、「封神演義」の時代から3000年後に、ナタが敖丙率いる東海龍族と決死の戦いを繰り広げる。予告動画を見ると、現在トレンドとなっている「中国テイスト」ではなく、ハリウッドのアニメーション映画のような仕上がりで、現代とファンタジーが融合した作品となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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