2022年冬季五輪を目指す中国張家口市、開発ブームで早くも地価が上昇中―豪メディア

Record China    2014年3月14日(金) 21時47分

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10日、中国政府は2022年冬季五輪招致に向けて動き出しており、ロシアのソチにも見学に訪れた。中国は北京と、隣接する河北省張家口市の合同での冬季五輪開催を目指している。写真は北京五輪会場。

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2014年3月10日、オーストラリアABC放送によると、中国政府は2022年冬季五輪招致に向けて動き出しており、ロシアのソチにも見学に訪れた。中国は北京と、隣接する河北省・張家口市での冬季五輪開催を目指している。環球時報が伝えた。

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スキーなどの野外競技を張家口市の崇礼県で行う計画で、同県には中国の五輪招致成功を応援する横断幕があちらこちらに掲げられている。崇礼県は北京市から車で3時間ほどの場所に位置し、スキー場が4カ所あり、毎年の積雪量は1メートルを超える。

中国は冬季五輪の予算を発表していないが、2008年の北京五輪には総額約400億ドル(約4兆円)が投じられた。2017年には北京市と張家口市をつなぐ高速鉄道が開通する。今年中には着工する予定で、完成後は両市間を40分で行き来できる。交通の利便性が高まることで、崇礼県の開発ブームはさらに促進される見通しで、現在も新築物件や建設中の建物がいたるところに見られる。五輪開催地に立候補したことが発表されて以降、物件価格は20%近く上がっている。

スキー場の責任者は、不動産の開発は崇礼県の発展の要になるとし、「スキーは崇礼県の売りになる。地域全体で利益を上げるには、冬のリゾート地としての価値を上げていく必要がある」と指摘する。

2018年に韓国の平昌で冬季五輪が開催される。冬季五輪が2大会続けてアジアで行われる可能性は低いと指摘する声がある。スキー中国代表の元コーチはそのような意見には何ら根拠がないとし、「韓国に続いて、中国で冬季五輪が開催されれば、ウィンタースポーツをより一層広めることができるだけでなく、五輪精神のアピールにもつながる」との見方を示している。

国際オリンピック委員会(IOC)は年末ごろに立候補都市を発表する予定であり、その時になれば、中国が招致レースに加わることができたかどうかがわかる。そして、2015年7月には開催地が決定する。北京が招致に成功すれば、主会場としては史上初の夏冬両方の五輪開催地となる。(翻訳・編集/XC)

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