韓国の外交官は現代自動車に乗らない?韓国の公用車国産化事業が進まない理由

Record China    2020年10月27日(火) 9時0分

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23日、韓国・朝鮮日報は「韓国政府が在外公館の外車利用率を引き下げる方針を示したにもかかわらず、依然として大使をはじめとする外交官の多くが高級外車に固執している」と報じた。資料写真。

2020年10月23日、韓国・朝鮮日報は「韓国政府が在外公館の外車利用率を引き下げる方針を示したにもかかわらず、依然として大使をはじめとする外交官の多くが高級外車に固執している」と報じた。

記事によると、外交部は2018年前後から国産車の利用率向上と予算削減努力の必要性を指摘されてきた。これを受け、一部車両は国産車に交換されたが、19年12月現在で、在外公館公用車の国産化率は79%にとどまっている。全車両689台のうち143台(21%)が外車だということになる。

特に駐英大使館では所有する7台のうち5台が外車(ベンツ3台、フォルクスワーゲン2台)で、残る2台が起亜車と現代(ヒュンダイ)車だった。フォルクスワーゲン1台は最近購入したもので、近く売却する起亜車の代替用だという。この他の公館でも、大使や総領事など公館長の車両は外車であるケースが多く、「国産車率の向上という政府の方針に逆行している」と記事は指摘している。

来年の公用車購入予算は、計87台で47億ウォン(約4億3600万円)に達するという。外交部は車両買い替えの目的を「老朽公用車の適期交換を通じ、外交業務の円滑な遂行と安全な業務環境を提供するため」「国の品格を高め、国産車のイメージ向上に寄与するため」としている。

しかし記事によると、公用車の国産化事業には支障が生じているという。外交部は「現代自動車内部の問題で、車両が供給されていない」との立場を示している。18年度に外交部が車両購入費として編成した予算のうち約5億ウォンが使用されておらず、それだけ車両供給が進んでいないことも把握されたという。資料をまとめた議員は「事業には国民の税金が使われているのに、外交部は現代自に責任を押し付けている」と批判している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「外車に乗ったら何が問題なんだ?」「外車でも国産車でもいいじゃん。くだらないことに口を出すんだな」「現代自の車も外国じゃ外車なんだから、現代自に乗りなよ」「まあ、ジェネシスやK9みたいな安物車に乗るのは何だもんな」など、容認や共感、さまざまな意見が寄せられている。

その他にも「英国だったらジャガーとかランドローバーとか、1~2台は英国車に乗るべきでは?。それが外交じゃないのか」「戦犯国のトヨタに乗ったら文句を言うのに、同じ戦犯国ドイツのワーゲンには乗るのか」などのコメントが見られた。(翻訳・編集/麻江)

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