「小確幸」を捨て、奇跡を起こそうとする日本人―台湾誌

Record China    2014年3月11日(火) 7時10分

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26日、台湾誌・天下雑誌は記事「『小確幸』を捨てなければ大きな奇跡は起こせない」を掲載した。写真は2020年東京五輪招致成功を伝える広告。

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2014年2月26日、台湾誌・天下雑誌は記事「『小確幸』を捨てなければ大きな奇跡は起こせない」を掲載した。以下はその概要。

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ここ数年、台湾では村上春樹がエッセイで記した造語「小確幸(小さな、確実なる、幸せ)」が一世を風靡(ふうび)した。しかし日本社会では、この言葉はすでに姿を消している。それに取って代わるのが、熱く、夢にあふれた「大きな奇跡」だ。

経済が停滞した「失われた20年」、日本社会には「生きていればそれで幸せ」という人生哲学が広がっていた。「小確幸」もそうした90年代の産物だった。

しかし東日本大震災を契機に化学変化が起き始めた。「勇気」「笑顔」「自信」「友情」。こうした言葉が日本人の心のよりどころとなっている。

「今、ニッポンにはこの夢の力が必要だ」。

2020年東京五輪招致のスローガンは、日本社会が絶望からの転換を望む声でもある。困難な状況に直面した日本人は「小確幸」を捨て、夢や情熱にあふれた目標を定め、劣勢をはねのける「大きな奇跡」を起こそうとしているのだ。(翻訳・編集/NY)

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