中国産レアアースは日本の工業界で重要な地位、供給止まれば影響大―華字メディア

Record China    2020年10月23日(金) 6時0分

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20日、経済系華字メディアのビジネスフォーカスは、中国のレアアースが日本の工業において重要な役割を担っており、中国からの輸入が止まれば大きな影響が出る可能性があると報じた。

2020年10月20日、経済系華字メディアのビジネスフォーカスは、中国のレアアースが日本の工業において重要な役割を担っており、中国からの輸入が止まれば大きな影響が出る可能性があると報じた。

記事は、国の安全と利益を守るために戦略上重要な材料の輸出を規制することを旨とした輸出規制法が中国で17日に批准され、12月1日に発効することになったと紹介。この措置について外部からは、米商務省によるエンティティリストに対する報復との見方が出ており、中国がレアアースの輸出を禁止する可能性もあるとして、多くの中国国外企業が憂慮し始めていると伝えた。

また、同法により、たとえ中国にいなかったとしてもエンドユーザー、現地行政当局、外国企業が規制リストに入れられ、刑事訴訟を起こされる可能性があることから、多くの日本企業が不安を感じているとした。

そして、日本メディアの報道として、電気自動車に使用される高性能磁石を生産する上で欠かせないレアアースのジスプロシウムについて、日本のメーカーが「中国依存を減らす努力はしているが、中国が輸出を禁止すれば、仕入れの安定性に影響を及ぼすことが懸念される」とコメントしたことを紹介。この企業以外にも多くの日本企業が中国からジスプロシウムを仕入れて磁石を製造し、世界に向けて販売していると伝えた。

さらに、レアアースは日本の工業において非常に重要な役割を果たしており、鉄を精錬する際に少し加えることで強度が増すほか、スマートフォンのディスプレー、デジタルカメラ、ミサイル、レーダー、潜水艦など民用、軍用の先端技術製品の多くにレアアースが用いられているとした。(翻訳・編集/川尻

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