日本が汚染処理水を放出したら?「57日で太平洋ほぼ覆う」と独研究機関=中国ネットで批判噴出

Record China    2020年10月22日(木) 14時40分

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21日、観察者網は、福島第一原発に貯留されている汚染処理水を海に放出した場合、57日で太平洋の大半を覆うことになると報じた。

2020年10月21日、中国メディアの観察者網は、福島第一原発に貯留されている汚染処理水を海に放出した場合、57日で太平洋の大半を覆うことになると報じた。

記事は、先日「日本政府が2022年より123万トンの汚染処理水を太平洋に30年かけて放出する方針を固めた」と報じられたことを挙げ、ドイツの海洋研究機関が以前実施したシミュレーションでは、放出開始からわずか57日で太平洋の大半の区域に汚染処理水が到達し、3年で米国やカナダにまで到達するとの予測が示されたと紹介した。

また、この件について周辺国から憂慮の声が出ており、韓国・済州道の知事が国際裁判所への提訴も辞さない姿勢を示したほか、日本の世論調査でも半数が海洋放出に反対していることが明らかになったと伝えている。

観察者網の報道について、中国のネットユーザーは「どうせ謝ればいいと思っているのだろう」「長年ごみを分別してるのに、放射能に汚染された廃水は海に流すのかよ」「これは世界の漁業従事者を苦しめることになる」「反人類的な犯罪行為だ」「何が日本は清潔で美しい国だ」など、日本に対する批判的なコメントを寄せている。

また、「西側はまた見て見ぬふりをしている」といった意見もあり、「中韓が手を組むべきだ」とするユーザーもいた。

日本政府はまだ汚染処理水を海に放出することを正式決定していないが、中国のメディアやネット上では「方針を固めた」との報道が出た直後から、批判的な報道や言論が多く見られる。(翻訳・編集/川尻

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