日本で「キム・ジヨン」が共感呼びヒット、K文学にも注目集まる

Record China    2020年10月25日(日) 7時20分

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19日、韓国・世界日報は、小説が原作の韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」が日本でも共感を呼んでいるとし、「K文学がK-POPに負けない注目を集めている」と伝えた。資料写真。

2020年10月19日、韓国・世界日報は、小説が原作の韓国映画「82年生まれ、キム・ジヨン」が日本でも共感を呼んでいるとし、「K文学がK-POPに負けない注目を集めている」と伝えた。

同作品は韓国女性が直面する「生きづらさ」を描き、女性たちの共感を呼んだ。韓国では昨年公開され、約130万人を動員したという。この人気は日本にも伝わり、原作小説の日本語訳は累計発行部数21万部を超えた。

記事は「韓国文学が日本でベストセラーとなるのは極めて異例のこと」と伝えている。映画は日本で今月9日に全国公開されヒット中で、記事は毎日新聞が18日に大きく取り上げ、観客やフェミニズム作家の声などを掲載したことを詳細に紹介している。「韓国と日本はかつて男性中心の社会だったが、今はそうした考えも変わり、女性の社会進出が増え男女平等が求められている」とし、「それでも依然として男性中心の文化は根強い」という問題意識があり、「韓国社会の中の女性の姿を描いた作品だが、舞台や人物が韓国であるだけで、作品が伝えようとしているメッセージは日本社会にも受け入れられている」と伝えている。

また、毎日新聞は「性別による役割分担、男女の賃金格差、育児中の女性の社会活動など、夫婦を取り囲む課題は日韓共通」だと指摘している。記事は「日本では何が問題か分かっていない人がいまだに多い」「日常の中の性差別を視覚化したのがこの作品だ」というフェミニズム専門出版社代表のコメントを紹介。「フィクション作品ではあるが、日本社会に伝えているメッセージは大きいようだ」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「映画を見るとジヨンと同じぐらい夫も苦しんでいる。この映画では韓国社会の全般的な不条理が描かれている。女性嫌悪も男性嫌悪もない。解決していくべき問題が指摘されているんだ」「小説も映画も、女性が日常の中でどれだけ苦しんでいるかを少しも誇張することなく描いている」「男性たちは、なぜ原作がベストセラーになったのかをよく考えてみてほしい」「韓国の男はキム・ジヨンに反発したが、日本の男は反発しないのか?。随分な違いだな」などのコメントが寄せられている。また「日本女性の独立を応援します」とのメッセージも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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