人民網日本語版 2020年10月18日(日) 18時40分
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国連食糧農業機関(FAO)はこのほど初めて、世界の「食料の英雄」を選出し、新型コロナウイルス感染症の中、食物を農場から食卓へと届けた普通の人々を称えた。
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10月16日は世界食料デーだった。国連食糧農業機関(FAO)はこのほど初めて、世界の「食料の英雄」を選出し、新型コロナウイルス感染症の中、食物を農場から食卓へと届けた普通の人々を称えた。
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FAOの75年の歴史の中で、「食料の英雄」を表彰するのは今回が初めてのことだ。今回は26の個人と団体が選ばれ、湖北省武漢市の李志方さんも中国人として唯一選出された。
FAOの公式サイトでの紹介によると、李さんは湖北省武漢市にある武漢市強■(品の口が金)野菜生産販売専業合作社の販売マネージャーで、感染症の中、武漢市の野菜の供給を保証し、価格を安定させた功績が評価されて選出された。
感染症の流行が始まった頃、野菜価格が高騰した。李さんは通常の価格で合作社に野菜を卸してほしいと野菜農家を説得して回り、大手スーパーの供給を確保した。同時に、現地政府を支援するボランティアとなって生鮮食品が不足するコミュニティに野菜を届け、届け先には武漢華南海鮮卸売市場に近いエリアも含まれていた。李さんは、「当時はこうしたコミュニティからの注文を受けるのをいやがる人が大勢いた」と振り返った。
FAOの公式サイトの情報によると、武漢が封鎖されていた間、李さんと李さんのチームは毎日、1袋が8キログラムほどの野菜の袋詰め1300袋を配達して回り、配達車に積み込む量は1回あたり5トンに迫ったという。
野菜の配達終了後、李さんと同僚たちは全身の消毒をしなければ家に帰れなかった。(提供/人民網日本語版・編集KS)
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