韓国の研究チームが「一度の充電で1000キロ走れる」バッテリー開発=ネット「韓国の技術にびっくり」

Record China    2020年10月19日(月) 13時20分

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15日、韓国・朝鮮ビズは、韓国の研究チームが一度の充電で1000キロ走れる電気自動車用バッテリーを開発したと報じた。資料写真。

2020年10月15日、韓国・朝鮮ビズは、韓国の研究チームが一度の充電で1000キロ走れる電気自動車用バッテリーを開発したと報じた。

記事によると、蔚山(ウルサン)科学技術院(UNIST)とサムスン電子総合技術院の共同研究チームはこの日、セラミック素材のリチウム空気電池を開発し、商用化の難題と指摘されてきた電池の寿命低下問題を解決したと発表した。

リチウム空気電池は、現在さまざまな電子機器や電気自動車に使われるリチウムイオン電池に比べて10倍以上のエネルギーを貯蔵できる。また、空気中の酸素を電極材として使うため、金属素材を使うリチウムイオン電池より軽量化の面でも有利とされ、軽くて長く走る次世代軽量電気車電池として注目されているという。

しかし、リチウム空気電池は作動過程で活性酸素が発生し、電池の寿命が落ちるという慢性的な問題点を抱えてきた。そこで研究チームは、電池内部の有機物質を高性能セラミック素材に変えることで電池の寿命を画期的に向上させ、これまで10回未満だった充電・放電寿命を100回以上に改善したという。

共同研究チームの研究結果は、エネルギー材料分野の著名な学術誌「アドバンスド・エネルギー・マテリアルズ」(Advanced Energy Materials)の表紙論文に選ばれ、13日に出版されたという。

これを受け、韓国のネット上では「一回の充電でソウル~釜山間を往復できる技術を開発するとは、韓国の技術力にびっくり」「大仕事をやってのけた韓国の科学者らに大きな拍手を送りたい」「韓国はサムスンのおかげで持ちこたえている」など喜びの声が上がり、「それなのにノーベル賞受賞者が出ないのが不思議。とにかく技術流出と特許管理をしっかりして」との声も。

一方で「電池の充電・放電寿命が100回…。まだ実用化にはほど遠い」「それより電気自動車の値段を下げた方がいい」「開発ばかりするのではなく、実用化とリーズナブルな値段で中国製を追いやろう」「毎回開発の記事は目にするけど、実用化の記事は見たことがない」などと指摘する声も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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