韓国で波紋呼ぶパンのパクリ騒動、まさかの「元祖は日本」で決着?=韓国ネット「結局日本か…」

Record China    2020年10月14日(水) 22時20分

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14日、韓国・中央日報は、韓国で「パクリ騒動」が起きているジャガイモパンについて「日本では20年前に流行していたものだ」と指摘した。

2020年10月14日、韓国・中央日報は、韓国で「パクリ騒動」が起きているジャガイモパンについて「日本では20年前に流行していたものだ」と指摘した。

記事によると、韓国では最近、江原道春川市にあるカフェが韓国食品大手SPCグループのパリバゲットに対し「独自開発したジャガイモパンを盗用された」と主張して物議を醸している。

同カフェは今年3月、2年かけて開発したというジャガイモパンを発売した。生地にジャガイモ粉、米粉を使い、あんにつぶしたジャガイモを入れたパンで、収穫したてのジャガイモのような見た目が印象的な商品。メディアやSNSで注目され、大人気を博したという。

一方、パリバゲットは今月9日、江原道のじゃがいも農家を支援するイベントを行い、ジャガイモを使ったパンを3種類発売。このうちの1種類について同カフェが「パクられた」と主張しているという。

この主張は、ある有名料理評論家がSNSで「春川市にあるカフェのパンにそっくりだ。大企業は小さなパン屋との共存を考えなかったのか」と指摘したことがきっかけになった。これが波紋を呼ぶと、SPC関係者は「盗用が事実かどうかは別として、個人事業者に被害を与えることは望まない」として販売中止を発表したという。

これについて記事は「ジャガイモを材料として使うパンのレシピは珍しくない」とし、「パリバゲット中国本部が2018年に発売した商品『ミスターポテト』も、今月9日にパリバゲットが発売した商品とコンセプトや見た目が類似しており、あんにもつぶしたジャガイモが使われている」と指摘している。

また「さらに言えば、ジャガイモパンの元祖はパリバゲットでもなく、日本で2000年代初めに流行したフェイクパン(あんに使われている食材の形に見た目を成形するパン)だ」とし「日本土産として有名な東京バナナが代表的な例」と説明している。パン業界関係者も「フェイクパンは日本でパン作りを学んだ人ならだれでも知っているパンの種類」とし、「ジャガイモパンの元祖論争はいまさら感がある」と話したという。

これに韓国のネットユーザーからは「元祖の日本は何も言わないのに、パクった者同士が争っているということ?」「結局、元祖は日本か。新たなものを開発してほしい」「カフェもパクったのでは?。なら誰が同じような商品を作ってもいいのでは?」などため息交じりの声が上がっている。

また「そもそも食べ物にアイデアの盗用なんてあるの?」「その2社のジャガイモパンは味が全然違う。販売中止にする必要はない」「そのカフェは欲張り過ぎ。パリバゲットの商品のせいで客がとられるわけでもないのに」「日本が元祖と考えるのもおかしい。味が似ているなら問題だけど、見た目だけなら同じようなパンが世界中にあふれている」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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