「文化大革命」を描くチャン・イーモウ最新作=政府審査は通過、カンヌ出品も―中国

Record China    2014年3月5日(水) 11時10分

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4日、中国のチャン・イーモウ監督の最新作「帰来」が、政府機関による審査通過は間違いなしとされ、今年5月開催のカンヌ国際映画祭へのノミネートも見えてきた。

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2014年3月4日、中国のチャン・イーモウ(張芸謀)監督の最新作「帰来」が、政府機関による審査通過は間違いなしとされ、今年5月開催のカンヌ国際映画祭へのノミネートも見えてきた。新浪網が伝えた。

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中国の巨匠チャン・イーモウ(張芸謀)監督の最新作「帰来」は、女流作家・厳歌苓(イエン・ガーチン)の小説「陸犯焉識」を映画化するもの。映画の舞台は中国で、1930年代から文化大革命が終了するまでの長い期間が描かれる。上海の良家の御曹司が留学先から中国へ戻り、文革に遭遇しインテリ階級の反革命分子として糾弾され、長年にわたって辛酸をなめるというのがストーリーだ。主人公を「インファナル・アフェア」などで知られる俳優チェン・ダオミン(陳道明)、その妻をチャン監督のミューズ的存在の女優コン・リー(鞏俐)が演じる。

文革という微妙なテーマを扱うため、国家広播電影電視総局(広電総局)の審査を通過するかどうか注目されてきた。4日、新作映画を紹介する催しの中で、広電総局の担当者が「帰来」について、名指しで異例の讃辞を述べた。これにより、同局の審査は無事に通過したことがほぼ明らかになり、予定どおり5月末の全国ロードショーは「間違いなし」とされている。

今年の5月14日〜25日、第67回カンヌ国際映画祭が開催される。グランプリを争うコンペティション部門への出品作に「帰来」の名前が浮上。中国メディアでは「可能性は濃厚」と伝えているが、ノミネート作品の正式発表は来月中旬にも行われる予定だ。(翻訳・編集/Mathilda

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