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2007年5月24日、甘粛省定西市のハゲ山に緑が少しずつ戻ってきた。農地をやめて林に戻そうという地道な植林活動が根付いたのだ。
2007年5月24日、甘粛省定西市の丘陵地帯に緑が少しずつ戻っていることがわかった。ここはもともと典型的な干ばつ地帯で、過酷な自然環境のなかで耕作を続けていたが、8年前から同省内では農地をやめて林に戻そうという活動が続けられてきた。
地道な植林活動が功を奏し、少しずつ木々が定着してきた。農作地だった頃よりもずっと地表が緑で覆われるようになってきた。降雨量は相変わらず微々たるものだが、植林により防風防砂の効果が現れ、地表面の温度調節が少しずつできるようになってきたことが緑地回復を促したようだ。
同省林業庁もこの成果を重視し、ここで手を緩めることなく今後さらに緑化を推進するよう指導を強化していくとのことだ。(翻訳・編集/WF)