急増する中国の対ベトナム直接投資、ベトナムでは手ごわい競争相手に警戒の声も―ベトナムメディア

Record China    2014年3月4日(火) 7時0分

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1日、中国からの対ベトナム直接投資が増えることに、ベトナム側が抵抗感を覚えている。写真はホーチミン。

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2014年3月1日、ベトナムの英語メディア・ベトナムネット・ブリッジによると、中国からの対ベトナム直接投資が増えることに、ベトナム側が抵抗感を覚えている。3日付で中国紙・環球時報が伝えた。

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中国企業は昨年、ベトナムの保険会社の大株主となり、コーヒー関連会社や火力発電所への資本参加も実現した。

ベトナム外国投資庁のリポートによると、中国からの直接投資は2012年の3億4500万ドル(約350億円)から13年は23億ドル(約2332億円)へと急増した。不動産や縫製業を中心に、採鉱事業や加工・製造、建設、インフラ開発などの分野に相次いだ。最近では、ベトナムの環太平洋パートナーシップ(TPP)加盟を見込んだ投資もみられる。

しかしベトナム側は、こうした中国企業の進出に抵抗感を覚えている。

ホーチミンの服飾業界関係者は、「中国人はパートナーたちがベトナム市場に飛びつくのを黙って見てはいないだろう。中国企業はベトナム企業の買収や、ベトナムでの会社設立を通じて、多くのパイを争い、TPP市場に製品を輸出する」と懸念を示した。

アナリストも「若く、経験不足のベトナム企業にとって、財力に優れ、ビジネスに長けた中国企業は手ごわい相手だ」と話している。(翻訳・編集/NY)

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