国慶節連休、ライブ・エンタメ公演が4000回以上開催―中国

環球網    2020年10月14日(水) 10時50分

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国慶節期間のオフラインでのプロの公演数は4000回を超え、中でも音楽フェスティバルの増加スピードは一番速く、前年同期比で130%増加した。資料写真。

中国の大手チケットプレイガイド「大麦網」は10日、「2020ライブ・エンターテインメント公演国慶節観察」を発表した。レポートによると、国慶節期間のオフラインでのプロの公演数は4000回を超え、中でも音楽フェスティバルの増加スピードは一番速く、前年同期比で130%増加した。中国新聞網が伝えた。

全体的に見ると、国慶節連休中にオフラインでの公演が再び動き出し、音楽フェスティバル、ライブハウス、演劇、相声(「中国漫才」とも訳される舞台話芸)の公演は全面的に回復し、音楽関係の公演の消費データが特に目立った。また、二・三線都市の消費需要は非常に強く、チケットの販売状況は予想をはるかに超えた。消費年齢層の若年化傾向も目立ち、「Z世代(95~00年代生まれ)」が消費の主力軍となっている。

■音楽フェスやライブハウスの収入が倍増

大型コンサートの制限がまだ続く今、音楽フェスティバルやライブハウスの人気は上昇し続けている。データによると、10月1~8日に中国の大型音楽フェスティバルは20回以上も開催され、前年同期比で130%増加した。収入面も昨年より113%伸ばし、約6割の参加者は都市をまたいで参加した。

新型コロナウイルス感染状況の好転につれ、ライブハウスも爆発的な発展を迎え、チケット収入は順調に伸びている。データによると、国慶節連休中のライブハウスでのイベント開催回数とチケット収入はそれぞれ前年同期比で68%と208%増加した。

劇場では、今年に入ってオフラインでの公演は長い間停止していた。9月18日に中国文化・観光部が「劇場などの公演場所では入場者数の制限を座席数の50%から75%へ引き上げ、安全距離を保って座席の間隔を前後一列、左右一席ずつ空けて座るよう」求める通知を発表した。これを受け、国慶節連休のライブ・エンターテインメント消費市場が大いに刺激されたとみられている。

■二・三線都市の消費需要は向上、「Z世代」が消費の新主役に

2020年の国慶節連休中、オフラインでの公演消費実力都市ランキングのトップ10は北京、上海、南京、杭州青島成都天津広州、ハルピン、無錫となった。ランクインした都市を見ると、北京、上海、広州などの一線都市のほか、南京や杭州のような二線都市の消費力も無視できない。二線都市以下の地域のチケット消費は全体の57%を占め、中でも音楽フェスティバルとライブハウスでのチケット支出はそれぞれ66%と94%を占めた。

また、消費者層を見ると、小さな町で生まれ育った「Z世代」が消費の主力軍となっている。「Z世代」の国慶節連休中の消費は全体の35%を占め、90~95年生まれの26%をはるかに超えた。好みは音楽フェスティバルやライブハウスなど臨場感のある音楽イベントで、チケット購入の比率はそれぞれ43%と51%を占めた。(提供/環球網・編集/孫ソウ)

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