金正恩委員長、国民への涙の謝罪が中国で議論呼ぶ―仏メディア

Record China    2020年10月12日(月) 11時40分

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12日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が演説で涙を流したことが、中国国内で議論を呼んでいると報じた。

2020年10月12日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が演説で涙を流したことが、中国国内で議論を呼んでいると報じた。

10日午前0時から行った党創建75年記念軍事パレードの演説で金氏が「国民生活の苦境を脱することができていない」と涙ながらに語ったと紹介。「独裁者が涙を流し、人民に謝罪するというのは異例だ。しかも演説の中で10回以上にわたり感謝と謝罪を口にしている」と伝えた。

そして、「残忍で乱暴とみられてきた金氏が感性的な表現もできることについて、中国では両極的な反応が起きている」とし、「表面的な演技」と捉えたネットユーザーから「豺狼(さいろう)の涙なんて安いもの。独裁者はうそと暴力で統治を維持しているということを忘れてはいけない」といった感想が寄せられたとした。

一方で、「為政者が自らを批判するというのは決して簡単なことではない。今回の演説からは、金氏が神格化から脱却して人間への回帰を試みていることがうかがえた。他人によって神の領域から引きずり降ろされるよりも、自ら降りた方がはるかにいい」といった前向きな見方をする専門家や、中国の状況と比較するような声も上がっていると記事は伝えた。(翻訳・編集/川尻

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