“性の乱れ”は社会主義崩壊の危機=北朝鮮が取り締まりを強化―中国紙

Record China    2014年3月1日(土) 22時10分

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28日、北朝鮮では2013年後半、“性の乱れ”取り締まりが猛威を振るった。写真は北朝鮮。

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2014年2月28日、華西都市報は北朝鮮の“性の乱れ”取り締まりについて取り上げた。

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2013年後半、北朝鮮では“性の乱れ”に対する取り締まりが猛威を振るった。いかがわしいDVDを製造していたとされる銀河水管弦楽団の関係者10人が機関銃で射殺されたほか、粛正された元ナンバー2、張成沢(チャン・ソンテク)氏は「部下にいかがわしい写真を提供したこと」が罪状の一つにあげられている。

取り締まりの対象は一般庶民にも及んでいる。一軒一軒家宅捜索しDVDの中身をチェックしたほか、DVD販売業者の逮捕、処罰も行われた。また、国産DVDしか再生できないDVDプレイヤーの生産を拡大。輸入品も基板を交換し国産DVDしか再生できないよう改造しているという。

北朝鮮にとって、日米韓は軍事的脅威であると同時に道徳的脅威でもある。かつて米メディアが入手した北朝鮮の内部文書では「ハリウッド映画や下品な韓国ドラマが北朝鮮を包囲し、国家転覆を狙っている。この状況を座視すれば、社会主義は水につかった土壁のごとく崩壊するだろう」と危機感をあらわにしていた。

もっとも北朝鮮政府がどれほど苦心しても、一般国民の“いかがわしいもの”への興味は消せないようだ。2011年に北朝鮮に留学した中国人学生はハードディスクに日本のいかがわしいDVDを詰めこんで行ったというが、北朝鮮の学生と打ち解ける最高のツールになったという。いかがわしい動画が欲しいと直接言われることはなかったが、「君のハードディスクの動画を全部くれ、全部だ」といった間接的な表現でねだられたと話している。

もっとも一般の北朝鮮人の恋愛は清純そのもの。最近では手をつなぐことはできるようになったが、婚前性交渉はほとんどない。お店にも避妊具が売っていなかったという。(翻訳・編集/KT)

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