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8日、環球網は、米国国内で「食脳虫」が気候変動によって勢力を拡大しつつあると報じた。
2020年10月8日、環球網は、米国国内で「食脳虫」が気候変動によって勢力を拡大しつつあると報じた。
記事は、先月にテキサス州ブラゾスポートで「フォーラーネグレリア」と呼ばれるアメーバに脳を侵された6歳の男児が死亡する事案が発生し、現地では一時水道水の使用中止措置が取られたと紹介。このアメーバは川や湖、塩素処理の不十分なプールや水道水を含む温暖な淡水に生息しており、水とともに鼻から入り込んで脳に移動し、原発性アメーバ性髄膜脳炎(PAM)を引き起こすもので、その致死率は97%を超えると伝えた。
そして、米国内ではここ数カ月でこのアメーバに感染して死亡した事例が少なくとも2例発生していると紹介するとともに、近年では感染発生地点に変化が生じていることがデータで明らかになったと解説。2010年にミネソタ州で初めて発生した感染例は、感染発生地点の北限をおよそ1000キロも北上させたとし、以降も感染例の顕著な北上が見られたと紹介している。
その上で、米疾病予防管理センター(CDC)の専門家も「フォーラーネグレリア」に言及。「熱を好み、高温下で成長する生物。感染例の北上は、気候変動が潜在的な要因になっている可能性がある」との認識を示したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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