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中国・北京から消える韓国料理店、増える日本料理店=「ニーズに応えていない」と韓国紙

配信日時:2020年10月11日(日) 8時50分
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中国の首都・北京で韓国料理店が姿を消す一方、日本料理店は目に見えて増えている。韓国紙は「中国人のニーズに応えていない」との見方を示した。写真は北京の日本式居酒屋。

中国の首都・北京で韓国料理店が姿を消す一方、日本料理店は目に見えて増えていると韓国・中央日報が伝えた。同紙はその背景として「韓国料理店が韓国人コミュニティーを中心に事業を展開したのに対し、日本料理店は中国人を対象に営業した」と指摘。「中国人のニーズに応えていない」との見方を示した。

同紙によると、若い層が多く訪れるショッピングモールの一つである朝陽区の大悦城では15階建ての6~9階の食堂街の目立つ所にはすべて日本料理店があった。6階でエスカレーターを降りれば右側に回転寿司店、左側にはうどん店、ラーメン店が続く。正面には最近売り上げが最も多いという日本式焼き肉店の「牛角」が位置している。他のフロアも同じだ。地方別、種類別に各種日本料理店が入居している。ショッピングモールにある日本料理店は15店だった。

これに対し、韓国料理店は2店のみ。それもすべて焼き肉屋だった。「権金城」はメイン食堂街の後方にあった。カルビ料理やサムギョプサル、チゲなどとともに売る。インテリアが黄色系のため粉食店のような印象を漂わせた。

この店は韓国ドラマ「大長今」が中国で放映された1990年代後半にできた。中国人客に尋ねると、「子どもたちが好きでよく来るが、本格的な料理を売る大型ブランド韓国料理店がないのは事実」と話した。

北京全体でも韓国料理店は急速に減っている。新型コロナウイルスの影響もあるが、累積した売り上げ不振がもっと大きな原因だ。代表的な韓国料理店だった「徐羅伐」は3店舗のうち1店舗だけが残り、在中韓国大使館近くにあった「秘苑」も昨年開店から20年で閉店した。最近北京で最も多く勧められる人気1位の韓国料理店「愛江山」も4店舗から2店舗に減った。在中韓国外食協会に登録された韓国料理店数は2018年の63店から今年は50店に減少した。

韓国の有名飲食チェーン店は北京ではほとんどみられない。韓国内で店舗数3000を超えるフライドチキンブランド1位のBBQは北京に2店舗を出したが、撤退した。「ノルブポッサム」は1店舗が残り、今年初めには「韓村ソルロンタン」も閉店し撤退した。大企業であるCJも「bibigo」ブランドを掲げて20 店舗を出店したものの、現在は事業を畳んだ状態だ。

在中韓国外食協会のオン・デソン会長は韓国料理店の衰退について「日本料理店の場合、店を出すためマニュアルにより徹底して調査し費用を減らすことに集中するのに対し、韓国料理店はこうしたアプローチが不足している」と言及。「韓国政府が先に進出してきた飲食店や企業の成功と失敗など各種ノウハウをデータベース化する作業も必要だ」と訴えた。(編集/日向)

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