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日本の新型コロナ感染者、米大集計で震源地・中国に肉薄、東アジアでは人口比突出

配信日時:2020年10月9日(金) 11時40分
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日本の新型コロナウイルス感染者が米大集計で震源地となった中国に肉薄している。韓国、台湾を含む東アジアでは感染者数が人口比で突出している。写真は米国。

日本の新型コロナウイルス感染者が米大集計で世界的な流行の震源地となった中国に肉薄している。すでに上回ったとの統計もあるが、最近の新規感染者を見ると中国超えは時間の問題だ。いまだに感染者ゼロを主張する北朝鮮を除くと韓国、台湾を含む東アジアでは感染者数が人口比で突出している。

多くの海外メディアが引用する米ジョンズ・ホプキンス大システム科学工学センターの集計によると、日本のコロナ感染者は8日現在、8万7655人で中国は9万689人。このところ中国の新規感染者が10人程度で推移しているのに対し、日本は数百人単位で増え続けている。韓国の感染者は2万4422人で台湾は523人。人口は中国が約1億2000万人の日本の10倍超で韓国は半分以下の5200万人、台湾は5分の1の2300万人だ。

日本の感染者が高止まりしている原因の一つは、PCR検査が十分に機能していないためとされる。検査難民が続出した「体温37.5度以上、4日間」の基準は緩和されたが、検査のハードルは依然として高い。最近増えてきた自費負担は別にして基本的に発熱などの症状があって初めて検査を受けられる仕組みは変わらない。感染が分かると周辺で濃厚接触者を追跡する。

これに対し、中国は積極的に感染者をあぶり出す作戦を採用している。例えば、流行が再燃した北京市では市内の「新発地卸売市場」で感染者が確認された6月11日以降、検査の規模を拡大し、1日当たり100万件を超えるサンプルを処理した。7月3日までに合計1005万9000人にPCR検査を実施。335人の感染が確認された。北京市の人口は約2000万人。半数が検査を受け、陽性率は0.003%だった。7月4日に収束宣言が出た。

最初に患者が発生した武漢市では4月8日に都市封鎖が解除された後、感染者の発覚が続いたことから、市当局が6歳以上の市民約990万人を対象に5月14日~6月1日の19日間に集中的にPCR検査を実施し、300人に陽性反応が出た。全員が無症状だったという。この300人の濃厚接触者の中に陽性者はおらず、当局は「感染の広がりは認められない」としている。

新型コロナは人が媒介して感染が拡大する。飲食店などがどんなに感染防止対策を講じても、無症状の感染者が来店しマスクを外して大声で騒げば店側の努力は水泡に帰す。感染拡大を防ぐには陽性者をいち早く見つけて治療・隔離するのが最善だ。そして感染していない人には安心して経済・社会活動を続けてもらう。

米国や欧州でも検査数を増やし、コロナとの共存を目指す方向へ転換しているが、菅義偉首相は検査態勢の拡充など新型コロナ特別措置法の早急な見直しには消極的。初動で抑え込みに失敗した日本政府は「WITH コロナ」を合言葉にワクチンの完成をひたすら待つ戦略に見える。(編集/日向)

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