パンダ漫画が中日をつなぐ 作者は成田空港の検疫官

CRI online    2020年10月4日(日) 18時30分

拡大

看護師の恰好をしたパンダが、感染症の予防知識を伝えるかわいいイラスト。このパンダ看護師の香香(シャンシャン)は、SNSで人気を集める漫画「香香日記」の主人公です。▲パンダ看護師の「香香」が感染予防知識を教える この漫画を描いている岩崎春香さんは、日本の成田空港に務める検疫官です...

(1 / 7 枚)

看護師の恰好をしたパンダが、感染症の予防知識を伝えるかわいいイラスト。このパンダ看護師の香香(シャンシャン)は、SNSで人気を集める漫画「香香日記」の主人公です。

その他の写真

▲パンダ看護師の「香香」が感染予防知識を教える

 この漫画を描いている岩崎春香さんは、日本の成田空港に務める検疫官です。

▲岩崎春香さん

 学生時代は漫画を描くことが趣味だった岩崎さんですが、社会人になるとそんな機会もなくなったと言います。彼女が漫画を描くことを再開したきっかけは、中国との縁にありました。

 岩崎さんは2018年に中国にやって来て、北京市内にある中日友好医院でボランティアの看護師として働き始めました。当初は中国語もうまく話せず、分からないことの多い状態でしたが、現地で中国について知るにつれて「たくさんの日本人に中国のことを知ってもらいたい」と思うようになりました。そして選んだのが、漫画という表現方法でした。

▲岩崎さん(右2)と中日友好病院の同僚たち

 北京では中国人の同僚たちから「香香(シャンシャン)」とニックネームで呼ばれていた岩崎さん、ちょうど上野動物園の子パンダと同じ名前だったことから、「パンダ看護師の香香」というキャラクターを創作して、漫画「香香日記」を描き始めました。描いたのは、主人公であるパンダ看護婦の香香の仕事ぶりや生活、仕事仲間との交流の様子などです。

▲日本人向けに描かれた「香香日記」

 本来であれば2020年7月にボランティアを終えて帰国する予定だった岩崎さんですが、新型コロナウイルスの拡大を受けて予定を半年繰り上げて1月末に日本に帰国することになりました。

 その時から、「香香日記」には新しい要素が加えられるようになりました。それは、人々に感染予防知識をシェアする内容と、中国の医療従事者たちを応援する内容です。

▲中国人に向けて描いた「香香日記」

 帰国した岩崎さんは現在、成田空港で検疫官をしており、仕事の中では中国語を使う機会もあります。日本には多くない「中国語を話せる看護師」としての役割を果たしていきたいと語る岩崎さんは、同時にまた、自身の描く漫画が中日交流の懸け橋になることを願っています。

▲成田空港で勤務中の岩崎さん

 岩崎さんは「世界の人々が一丸となって対応すれば、必ず新型コロナウイルスに打ち勝つことができると信じている。感染症収束後には中国に戻って同僚たちに再会したい」と話しています。(提供/CRI

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携