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日本の果樹園の管理方式が「中国より50年進んでいる」というのは本当か?―中国メディア

配信日時:2020年10月6日(火) 8時20分
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4日、中国のコラムサイト「百家号」に、「日本の果樹園の管理方式は中国より50年進んでいるというのは本当なのか?」と題する記事が掲載された。

2020年10月4日、中国のコラムサイト「百家号」に、「日本の果樹園の管理方式は中国より50年進んでいるというのは本当なのか?」と題する記事が掲載された。

記事は、最近ネット上で「日本の果樹園の管理方式は中国より50年進んでいる。だから日本の果物の品質は中国よりずっと高い」との主張が見られたと説明した上で、「日本産の果物の品質の高さについては争う余地のない事実だが、50年進んでいるというのは大げさではなかろうか」とした。

そして、西安果友協会の張健(ジャン・ジエン)副会長が長野県の果樹園を訪れて見学したところ、「中国の土壌に含まれる有機物の含有量を日本の果樹園の土壌と同じレベルにするには少なくとも50年かかることに気が付いた」というエピソードに言及し、「ネット上の50年という主張は、ある程度理に適っている」としている。

また、「日本の果樹園の土壌の有機物含有量は6.8%に達するが、中国では一部の果樹園で1.5%ほどなのを除けばほとんどが1%以下」だと説明。「中国の現行の果樹園管理方式だと土壌中の有機物は1年で0.1%増やすことができる。これに基づき計算すると日本の果樹園の管理方式は50年進んでいるといえる」とした。

記事は、日本の果樹園の管理には四つの特徴があると紹介。

一つ目は、生産量を制限して品質の高い果物の追求を目標としていることで、「毎年大量の花や実を摘んで品質の高い実だけを残し、土壌中の有機物の消費を抑えている」と伝えた。

二つ目は、堆肥の使用だ。「日本では、家畜業者から出たふんを堆肥として使用している。また、キノコ栽培時に出る木くずなどを土壌に混ぜることで土壌を肥沃にしている」とした。

三つ目は、化学肥料の使用を抑え、農薬を散布しないこと。記事は「日本では通常、化学肥料は使用せず、使用する場合でも適量を使用する。化学肥料は土壌の善玉菌を破壊し、土壌を肥沃にするのに不利だからだ」と説明。また、「害虫駆除には物理的な方法や生物技術を使用しており、農薬は使わない」と伝えた。

四つ目は、雑草を刈り取らないこと。記事は、「日本の果樹園では雑草をそのままにしている。雑草は土壌の水分含有量を高め、土壌を肥沃にする助けになるからだという。また、有機物の供給源として落ち葉や切り枝などもそのままにしておくそうだ」と伝えた。

最後に記事は、「日本の果樹園の管理方式のすべてを学ぶことができるわけではないとしても、土壌を肥沃にするための工夫が必要だ。そうしなければわが国の果物の品質を向上させることは難しい」と結んだ。(翻訳・編集/山中)

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