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オーストラリアの対中国政策、「建設的なアプローチ」で共存共栄をめざす=豪駐日大使が記者会見

配信日時:2020年10月4日(日) 9時0分
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豪州のコート駐日大使が記者会見。中国との関係について「建設的なアプローチをとることによって双方に便益をもたらす」と述べ、実利優先で共存共栄をめざすとの豪州政府の見解を示した。写真は会見する同大使。

2020年9月30日、オーストラリアのリチャード・コート駐日大使が、日本記者クラブで記者会見した。最近ぎくしゃくしているオーストラリアと中国の関係について、「中国はオーストラリアにとって重要な国で、最大の貿易相手国である」と指摘した上で、「中国は目覚ましい経済成長を遂げ、強力に経済力を高めており、これに伴い域内で自己主張を強めつつある」と警戒感ものぞかせた。オーストラリアの対中国政策について「建設的なアプローチをとることによって双方に便益をもたらすと考えている」と述べ、実利優先で共存共栄をめざすとの豪州政府の見解を示した。

オーストラリアは新型コロナウイルスの発生源を巡る独立調査を要求したり、華為技術(ファーウェイ)による第5世代(5G)移動通信網への参加を豪企業に禁じたりしたため、中国の報復的対抗策が懸念されている。特に中国への主要輸出品である石炭企業のほか、牛肉や大麦、ワインの生産業者に揺さぶりをかけており、経済の対中依存が高い豪州は、大きな圧力に直面している。

中国は豪州にとって主要輸出相手国で、全出荷額の約4割を占めている。特に中国が自前で供給できたり、代替できたりする石炭や乳製品などはリスクにさらされる。

コート駐日大使は4年の任期を終え、近く帰国する予定。記者会見では「日豪間の特別な戦略的パートナーシップ」、「自由で開かれたインド太平洋地域」などについても言及。日豪関係について「インド太平洋地域におけるコロナ後の世界で、ルールや規範、主権、紛争の平和的解決、開かれた貿易制度などが守られるよう関係をさらに強化できる」と述べ、緊密な協力に期待した。(八牧浩行

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