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トランプ米大統領は新型コロナに関するフェイクニュース最大の推進者なのか―独メディア

配信日時:2020年10月5日(月) 9時0分
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2日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに関するフェイクニュースの最大の推進者なのかについて分析する記事を掲載した。

2020年10月2日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、トランプ米大統領が新型コロナウイルスに関するフェイクニュースの最大の推進者なのかについて分析する記事を掲載した。

記事は、トランプ大統領夫妻が新型コロナに感染したことをツイッターで明らかにしたところ、「ウイルスが早くトランプ氏から回復しますように。ウイルスさん、お大事に」「因果応報だな。消毒液を服用するよう提案する」などの皮肉を込めたコメントがSNS上に多く寄せられたと紹介し、「こうした人の不幸を喜ぶようなコメントは、トランプ氏による二極化政策ゆえであると同時に、トランプ氏の新型コロナ対策に原因がある」と分析した。

その上で、「ニューヨーク州イサカにある大学が、世界中の英語のニュース3800万本を調査したところ、1月1日から5月26日までに報道されたニュースのうち、52万2000本以上が新型コロナに関するフェイクニュースだったことが分かった」とし、イサカの研究員は「トランプ氏が新型コロナに関するフェイクニュースの最大の推進者だ」と結論付けたとした。こうしたフェイクニュースの37.9%がトランプ氏に言及したものだという。

では、具体的にどんなフェイクニュースがあるのだろうか。

記事は、4月にトランプ氏が新型コロナの治療について「消毒液を注射したらいい」と述べた後、関係する文章が多く出たと紹介。抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンについてトランプ氏が発言した際も、フェイクニュースが増加したと伝えた。ほかにも、新型コロナは「魔法のように消えてなくなる」「中国の実験室から出たと聞いている」などもあり、新型コロナの危険性を意図的に低く表現していた疑いもあるとした。

こうしたフェイクニュースはどのような損害をもたらしているのだろうか。

記事は、「大量のフェイクニュースと新型コロナの感染や死亡との直接的な因果関係を探し出すことは容易ではない」とした上で、「感染拡大には多くの要素が関係しており、フェイクニュースを1人の責任とすることができるのかという問題もある」とした。

記事によると、コーネル大学研究センターの責任者、Sarah Evanega氏は、「非科学的または根拠の欠けた情報の影響を受けるなら、政府のルールを守る確率が減る」とし、「これが新型コロナの感染を拡大させるリスクになる」と指摘している。実際にトランプ大統領の「消毒液」発言で、4人の米国人が消毒液を飲んで死亡したという痛ましい例もある。

記事は、「フェイクニュースは必ずメディアを通して伝わる」と分析。トランプ氏の場合はツイッターを活用しているが、マスコミもトランプ氏の主張を伝える媒体となったと指摘した。コーネル大学研究センターによると、フェイクニュースのうち後に修正されたのは16.4%にすぎず、多くの情報は修正されないままだという。記事は「影響力のある人物の言論を伝えるだけで、こうした言論の真実性を確認しないなら、メディアもフェイクニュースを助長することになる」と論じた。(翻訳・編集/山中)

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