日本代表の“全員欧州組”はうらやむに値しない、本当にうらやむべきは彼らの「価値観」―中国メディア

Record China    2020年10月8日(木) 18時40分

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8日、騰訊網は、サッカー日本代表について「全員欧州組であることはうらやむべきものではない」とする記事を掲載した。写真は久保建英。

2020年10月8日、騰訊網は、サッカー日本代表について「全員欧州組であることはうらやむべきものではなく、彼らの価値観をうらやむべきだ」とする記事を掲載した。

記事は、先日サッカー日本代表が発表した最新の代表メンバーで、選ばれた25人の選手全員が欧州のクラブに所属していたことを紹介。「そのうち半数が欧州の一流リーグに所属し、もう半分が二流リーグに所属している」としたほか、「一流リーグに所属する選手の半分は控えのポジションである」と伝えた。

その上で、「日中の差は、実のところ思ってるほど大きくはない。実際、中国選手は海外に出て行こうとすれば、5大リーグは難しいとしても、その2部リーグや二流リーグの選手で代表チームを作ることはできるはずだ。それゆえ、日本の『全欧州組』は決してうらやむべきものではない」と論じている。

そして、「問題は、中国選手が海外に出て行かないこと。これこそ、中国のサポーターが日本のサッカーについてうらやむべき点なのだ」と主張。中国人選手がポルトガル、ベルギー、オランダロシアといった海外リーグへ武者修行に出て行かない理由として、露出度が非常に低いことと、国内で高給をもらっているためにモチベーションが高まらないことを挙げた。

記事は、中国サッカー界のみならず中国社会全体において、成功したか否かの基準が主に「お金」になっていると指摘。一方で、日本や韓国の選手の価値観は異なっており、たとえ自身のレベルが低かったとしても、サッカーをする喜びや楽しみを大切にし、欧米のみならずアフリカやアジアのクラブに身を置いて世界を知ろうとするのだとした上で、「これは中国人からはまず出て来ない考え方なのである」とした。(翻訳・編集/川尻

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