在日華僑華人・中国人留学生が中秋節をオンラインで祝う―中国メディア

人民網日本語版    2020年9月29日(火) 15時40分

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今年は新型コロナウイルスのパンデミックがまだ収束していない影響で、海外で生活する多くの華僑華人が帰国して家族と一緒に中秋節を過ごすことができないでいる。

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「海上名月を生じ、天涯此の時を共にす」という漢詩があるように、中秋節(旧暦8月15日、今年は10月1日)は昔から、一家団欒の和やかな雰囲気を楽しみ、平穏無事と健康を祈る祝祭日だ。ただ、今年は新型コロナウイルスのパンデミックがまだ収束していない影響で、海外で生活する多くの華僑華人が帰国して家族と一緒に中秋節を過ごすことができないでいる。人民網が伝えた。

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東京都立大学の博士課程に通う華迪聖さんは、日本に留学して7年以上になり、今は日本語教育学を専攻している。そんな華さんは、「新型コロナウイルスの影響で帰国することはできないものの、ビデオ通話で家族と一緒に中秋節を過ごすことができる」と話す。

「日本で中秋節を過ごすのは寂しくないか?どう過ごす予定?」という質問に、華さんは、「今年は帰国できない学生がたくさんいる。みんな、オンラインで一緒に中秋節を祝う予定だ。中秋節の『クラウド祝賀会』というのは僕たちも初めて。直接会うことはできないものの、中秋節という特別な祝祭日の賑やかなムードを同じように感じることができるはず」と語った。

「順調にいけば、来年3月に博士号を取得し、帰国して大学の日本語教師になりたい。将来は、中国の日本語教育が引き続き前進することに貢献し、両国の国民の友誼が末永く続くようにしたい」と華さん。

中国留日同学総会の汪先恩会長は取材に対して、「毎年、中秋節の時期になると、日本の中国人留学生がいろんな出し物を準備してお祝いできるように計画している。今年はお祝いイベントは開催できないので、微信(WeChat)などで、留学生らに祝福のメッセージを送っている。『若い人は憂いを知らない』と言われるが、歳を重なるにつれて、祖国や故郷、家族に対する思いが深まっていくものだ。今年は、しばらくは帰国して家族と会うことはできないものの、中国人留学生らには、困難に打ち勝つという強い意思と自信を持ち、慎重、かつポジティブに生活し、充実し状態で勝利の時を迎えてほしい」と語った。

全日本華僑華人聯合会の賀乃和会長は「今年、当会の芸術団組織委員会は数カ月の計画、準備を経て、在日芸術界の代表や中国語学校に通う小学生らが参加するオンライン文芸パーティーを開催し、新型コロナウイルスとの闘いを勇敢に戦ってきた100万人にも上る在日華僑・華人に楽しんでもらう」と話した。

賀会長は、「『祝祭日になれば普段よりいっそう家族を思う』という言葉がある。オンライン文芸パーティーを通して、在日華僑・華人に海外にいても、孤独ではないと感じてもらいたい。インターネットの力を活用して、一人でも多くの在日華僑・華人、日本の人々に、華夏文明の魅力をPRし、これを機に、日本の人々に本当の中国をもっと理解してもらいたい」と語った。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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