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日本のドラマ・映画作品にみる「女性の苦境」―中国メディア

配信日時:2020年10月3日(土) 21時20分
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27日、中国青年報は、日本の映画やドラマに映し出される女性の苦境について紹介する記事を掲載した。中国で出版された「万引き家族」の小説

2020年9月27日、中国青年報は、日本の映画やドラマに映し出される女性の苦境について紹介する記事を掲載した。以下はその概要。

近年、日本の多くの映像作品が各種の困難に直面する女性の姿を描きだしている。例えば、「坂の途中の家」「誰も知らない」「万引き家族」「マザー」などであり、これらの作品の多くは日本で実際に発生した事件から題材を得ており、平面的なニュース報道の中から実生活の立体的な姿を模索し、画面に映し出しているのである。

1988年に起きた巣鴨子ども置き去り事件を題材とした映画「誰も知らない」に登場する母親は、見たところとても温和そうだが、精神的に未成熟であり、素性の知らぬ男を簡単に信用しては何度もだまされてきた。やがてごく普通の家庭や日常生活を求めるようになり、自分の子どもたちを脳裏から捨ててしまうのだ。

厚生労働省のデータでは、2018年度に全国の児童相談所に16万件近い児童虐待に関する相談があり、前年度より2万6000件も増えたことが明らかになっている。児童虐待を題材にした作品も傑出したものが多い。

松雪泰子、芦田愛菜が主演したドラマ「マザー」もその一つだ。小学校の臨時教師が、過程で虐待を受けていた女児を「誘拐」するストーリーで、2人はつかの間の幸せな時間を過ごしていたが、事実が発覚すると教師は誘拐罪で逮捕、起訴され刑務所に入ってしまう。一方、女児は児童施設に収容され、新しい生活にすぐに適応したものの、やがて夜中にこっそりと教師に電話をかけて泣きながら「ママ、もう一度私を誘拐して」と言うのだ。カンヌ国際映画祭で再交渉を受賞した「万引き家族」でも、児童虐待が補助的なストーリーとして登場する。

また、角田光代の小説をドラマ化した「坂の途中の家」では、乳児虐待死事件を起こした母親を裁く公判の裁判員に選ばれた2歳の女児を持つ母親の葛藤や苦悩を描いた作品だ。

これらの作品は、日本の女性が抱える苦しみを理解するうえで看過できない大きな作用を持っていると言える。しかし、これらの問題は日本の女性だけが直面するものでは決してないのである。(翻訳・編集/川尻

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