中国で今年ミステリードラマが大ヒットしているワケは?―中国メディア

人民網日本語版    2020年9月26日(土) 20時20分

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「隠秘的角落(The Bad Kids)」や最近配信が始まった「沈默的真相(The Long Night)」など、中国では今年、ミステリードラマが大きな反響を呼び、高い評価を得ている。

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「隠秘的角落(The Bad Kids)」や最近配信が始まった「沈默的真相(The Long Night)」など、中国では今年、ミステリードラマが大きな反響を呼び、高い評価を得ている。「沈默的真相」は現在、ネットユーザー7万人がレビューを寄せ、9.2ポイントの高評価となっている。

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今年は、なぜミステリーをテーマにしたドラマが台頭しているのだろう?6年前にネットミステリードラマの先駆けとなった「暗黒者(The Death Notice)」から始まり、驚きの展開が連続する「白夜追凶(Day and Night)」、「無証之罪(Burning Ice)」、そして今年社会現象を巻き起こしている「隠秘的角落」、爆発的ヒットの様相を呈する「沈默的真相」などに至るまで、それら作品はいずれも、社会派ミステリーで、物語は世相や様々な人生を映し出している。

「隠秘的角落」は、中国の社会で際立つようになっている未成年者の成長の問題を映し出し、「無証之罪」や「白夜追凶」は、長年解決できていない事件を通して、「正義は遅れることはあっても、必ず示される」というテーマを描写している。「沈默的真相」の主役である検察官・江陽は初回で殺害されてしまう。その後、刑事の厳良が手掛かりをつなげて、10年前の事件の真相を明らかにしていく。そして、政府関係者が企業と手を組んでスキャンダルをもみ消そうとしたり、公安や検察院、裁判所などの関係者が捜査をする過程で、様々な邪魔や圧力に直面したりするシーンがある。

社会派ミステリー作品において、シリアスは最も重要なものではなくなりつつあり、視聴者は自分が身を置いている社会環境を反映した作品を見たいと思うようになっている。そのため、さまざまな社会問題を濃縮して作品に詰め込み、注目を集め、見る人の思考を刺激できるかが、文芸創作の現実的な意義となっている。

中国で人気になっているミステリードラマを見ると、登場人物の多元化という特徴もある。「白夜追凶」の人物設定は新鮮で、登場する兄の関宏峰と弟の関宏宇は俳優の潘粤明(パン・ユエミン)が一人で二人の役を演じている。「無証之罪」に登場する駱聞は極端な性格、厳良は横暴な性格で、各人物の性格と行動は動機に端を発している。人物設定というのは単にラベルを貼ることではなく、常に変わる動機を通して、それぞれの人物が合理的に行動を変えていくようにしなければならない。そのようなキャラクターは、多くの作品に「厳良」という名の登場人物がいたとしても、性格の側面が異なるため、視聴者にとってはインパクトのある存在となる。

ミステリーをテーマにしたドラマは近年、さまざまなことにチャレンジしている。例えば、映画のようなクオリティにしたり、12話ほどの長さに絞ったり、テンポの速いリズムにしたりして、それぞれの作品のテーマが際立つようになっている。秦昊(チン・ハオ)や廖凡(リャオ・ファン)、王千源(ワン・チエンユエン)、潘粤明(パン・ユエミン)など、実力派俳優がネットミステリードラマに出演するようになるにつれて、作品のクオリティや市場での注目度も上昇し、質の高い作品が発掘されてPRされることで、それほど華やかさはないものの、高い実力を誇る役者やクリエイターチームがより多くの人に知られるようになっている。ミステリー短編ドラマが今年、大ヒットしているということは、「短い」を売りにした製作スタイルが市場で受け入れられるようになっているということで、今後、さらにおもしろい短編ドラマが続々と登場するための良い土壌が整ったと言えるだろう。(提供/人民網日本語版・編集KN)

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