東南アジアの韓流ブーム終えんか、若者は日本を目指し、韓国にそっぽ向く―韓国紙

Record China    2014年2月21日(金) 16時49分

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19日、昨年1年間で東南アジアからの訪日外国人は急激に増加したが、韓国を訪れた東南アジア人は減少傾向にある。写真はバンコクの日本語学校。

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2014年2月19日、韓国紙・朝鮮日報中国語サイトによると、韓流ブームで観光、留学、就職を目的に韓国を訪れていた東南アジアの人々が、最近では大挙して日本に向かっているという。

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2010年以降、訪日するタイ人とインドネシア人の数が、訪韓する人の数を超えた。2013年に日韓両国が発表した外国人入国者データによると、昨年1年間の訪日タイ人は45万人を超え、前年比74%増となった。訪日したシンガポール人、マレーシア人、インドネシア人、ベトナム人の数も前年比で30〜50%の伸びを示し、過去最高を記録した。反対に、これらの国の人々が韓国を訪れた数は減少か、あるいは微増でしかなかった。

この状況について日本の旅行業界関係者は、「円安だけでなく、昨年日本政府が実施した東南アジア5カ国に対するビザ(査証)発給条件の緩和策の影響がある」と話す。現在、日本の在留資格を持つASEAN(東南アジア諸国連合)加盟10カ国出身者は38万人以上で、わずか半年間で1万人近く増えている。その大多数が観光ではなく、留学や就職に必要な日本語を学ぶ目的で訪日している。

訪日する東南アジアの若者が急増している背景には、東南アジアに進出する日本企業の増加がある。若者たちは日本語を習得した後、帰国して現地の日系企業で働くことを夢見ている。また、安倍首相による積極的な「親・東南アジア外交」も、同地域における日本のイメージアップに貢献しており、訪日者数増加の一因となっている。(翻訳・編集/本郷)

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