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22日、経済参考報は、韓国の輸出が7カ月ぶりにプラスに転じる見込みだと報じた。写真は仁川港。
2020年9月22日、経済参考報は、韓国の輸出が7カ月ぶりにプラスに転じる見込みだと報じた。
記事は、韓国関税庁が21日に発表した速報値で、9月1~20日の輸出総額が296億ドル(約3兆1000億円)で前年同期比3.6%増加し、7カ月ぶりに増加に転じていることが明らかになったと紹介。輸出相手別では日本が同18.5%減、中東地域が12.2%減と引き続き大きく減少した一方で、中国が8.7%増、米国が16.1%増、欧州が9.6%増となり、全体的な増加を後押ししたことを伝えている。
一方で輸入額は同6.8%減の251億ドル(約2兆6000億円)で、この期間の貿易収支は44億7000万ドル(約4700億円)の黒字となったとし、輸入品では原油、精密機器、天然ガスの輸入が大きく減る一方で、半導体、機械設備、乗用車の輸入が増加したことを紹介した。
記事は、輸出がプラスに転じたものの、新型コロナウイルスの影響により韓国経済はなおも前途多難であると伝え、韓国財政部が先日発表した経済動向に関する報告では、輸出や生産の衰退傾向は緩和しつつあるものの、新型コロナ感染の再拡大でソーシャルディスタンスの制限が一層強化されたことで、実体経済の不透明さがさらに拡大したとの見解が示されたとしている。
また、政府系シンクタンクの韓国開発研究院が、新型コロナの薬物治療、ワクチンが早期に開発され、安定的に普及すれば、来年はサービス業などを中心とする経済が比較的早い段階で回復する可能性があるものの、国内外で感染拡大が続けば経済回復の勢いはさらに弱まる恐れもあると指摘したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻)
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