中国のパナソニックの中国籍管理職員、満州事変記念日に愛国的内容をSNS上に投稿しないよう従業員に要求―中国メディア

Record China    2020年9月20日(日) 19時30分
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19日、観察者網によると、中国のパナソニックでこのほど、中国籍の管理職員が中国人の従業員に対し、満州事変勃発記念日に愛国的な内容をSNS上に投稿しないよう要求するということがあったという。

2020年9月19日、中国のニュースサイトの観察者網によると、中国のパナソニックでこのほど、中国籍の管理職員が中国人の従業員に対し、満州事変勃発記念日に愛国的な内容をSNS上に投稿しないよう要求するということがあったという。

中国で満州事変の発端となった柳条湖事件があった9月18日は「国恥」の日とも呼ばれており、瀋陽や南京、南昌、成都など多くの都市で防空警報が鳴らされてこの日を記念する。

記事によると、パナソニックの中国籍の管理職員は18日、中国人の従業員に対し、愛国的な内容の写真などをSNS上に投稿しないよう要求し、解雇も辞さないと脅したため、激怒して離職した人がいるとする内容が、SNS上に投稿された。

管理職員は、9月18日は特別な日であるため、パナソニックの従業員は世論の動向により注意深くあるべきで、余計な面倒を起こさないためにもチャットグループへ投稿するのを控えるべきだと考えたようだ。

だが従業員は、チャットグループ内なら何の問題もなく、投稿した内容は絶対に削除しないと述べており、「上司であろうが会社であろうが干渉する権利はなく、日本企業であっても歴史や過去は尊重すべきだ」と主張。管理職員の要求を受け入れることはできないので辞職する旨を管理職員に伝えたという。

記事は、「この件はネット上で大きな話題となった」とし、パナソニックは19日、「非常に重視しており、当事者に事実確認を行い、厳正に対処する」との声明を発表したと伝えている。(翻訳・編集/山中)

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