帰国して就職希望する海外の中国人留学生が2倍増に―中国メディア

人民網日本語版    2020年9月22日(火) 23時10分

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世界が新型コロナウイルスの影響を受ける中、多くの中国人留学生が帰国して就職することを望んでいる。写真はハーバード大学。

中国の人材マッチングサイト・BOSS直聘が18日に発表した報告によると、世界が新型コロナウイルスの影響を受ける中、多くの中国人留学生が帰国して就職することを望んでいる。中国新聞社が伝えた。

BOSS直聘研究院の研究によると、今年の秋の就職活動は例年よりも早く始まっており、就職活動をしている留学生の規模は2倍になっている。現在、活発に就職活動をしている留学生は、主に2020年度の卒業生だ。留学生の帰国手続きが簡素化されるにつれて、今後は2021年度に卒業する留学生の中国国内における就職活動の活発度が加熱すると予想されている。

報告によると、留学生の希望月給は平均1万360元(約16万円)で、中国国内の新卒生の希望月収(5858元)の約2倍となっている。活発に就職活動をしている留学生のうち、修士課程修了以上の学歴所有者が全体の65%を占めている。また、かなりの割合で、海外の名門校を卒業しており、新卒生の就職をめぐる競争が一段と激化している。

報告によると、2021年度の卒業見込み者で、就職希望者が最も多い業界トップ5は、インターネット、教育・育成、不動産、専門的なサービス、金融となっている。その他、高学歴の人材のニーズが大幅に高まっており、博士課程修了者のニーズが71.5%増と激増している。主に、コンピューターソフト、インターネット、医療・健康、「新インフラ」などの人気産業に集中している。

報告によると、募集要項に博士課程修了者が入っているポストの平均月給は2万6523元(約41万1000円)だ。うち、コンピューターソフト業界の博士課程修了者の平均月給が4万1709元(約64万6000円)に達している。BOSS直聘研究院は、「博士課程修了者の就職の前途は非常に明るく、学術界と企業界の人材の流動、連携を促進しているとある程度言うことができる」と分析している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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