中谷元自民党副幹事長、「日中関係、必ず好転しなければならない」(上)―中国メディア

Record China    2014年2月20日(木) 8時13分

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19日、中国紙・環球時報は、自民党の中谷元副幹事長へのインタビュー記事を掲載した。写真は京都・嵐山の 「周恩来総理記念詩碑」。

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2014年2月19日、中国紙・環球時報は、自民党の中谷元副幹事長へのインタビュー記事を掲載した。

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環球時報:元陸上自衛官としての経歴をお持ちですが、日本と中国が海上衝突を避けるために何が必要だとお考えですか。

中谷氏:他国との戦争や殺りくを回避するように努めることが政治家の職責です。領土問題ではそれぞれ言い分がありますが、話し合いで解決を求めるべきです。話し合いでまとまらないのであれば、かつてのように先送りする。実際のところ、両国はこの問題を50年も先送りにしてきたのです。

これまで何度も訪中し、事故発生を避けるため、海洋ルール制定や連絡手段などを話し合ってきました。事故が起きないことが望ましいのは言うまでもありません。事態が悪化すれば、両国は民族主義的感情が高まり、階段を下りることはできなくなります。衝突を回避するためのルールと衝突が起きた場合の解決方法を、事前に準備しておかなければなりません。日本が中国と平和的な発展を望んでいるという前提は、今でも変わらないと思います。

環球時報:中国では日本の軍国主義復活に対する懸念がありますが。

中谷氏:平和主義は日本人の心の中に深く根ざしています。盤石のごとき堅固さと言えます。日本が他国の領土を占領しようとしているなどと考える人は、どの国にもいないでしょう。

自国をいかに守るか。これが今後の日本の大きな課題です。日本の国家安全保障会議は自国だけでなく、周辺国をも保護するものです。東アジアに共通のルールを作ること。これが日本と中国が果たすべきことです。言い換えれば、日中間にも、日米間と同様の集団安全保障体制を確立しなければなりません。これが私の政治使命です。10年前の防衛庁長官時代、中国を訪問し両国間の安全保障問題について話し合いたいと考えていましたが、当時の小泉首相の靖国参拝問題で、この計画は実現できませんでした。歴史問題が安全保障問題を阻止したのです。領土問題や歴史問題を越えて、安全保障問題を話し合える枠組みを構築することが私の目標です。(続く)(翻訳・編集/NY)

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