フェイスブックの自動翻訳が文大統領を「災難」と侮蔑?韓国で問題に

Record China    2020年9月16日(水) 11時20分

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15日、韓国・毎日経済は、フェイスブックの自動翻訳により、文在寅大統領の名前が「侮蔑的な表現」で表示されると伝えた。

2020年9月15日、韓国・毎日経済は、フェイスブックの自動翻訳により、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の名前が「侮蔑的な表現」で表示されると伝えた。

記事によると、フェイスブック上で文大統領の公式英語表記「Moon Jae-in」を入力し韓国語に自動翻訳すると「ムン・ジェアン」と表記される現象が一部で確認された。文中に名前がある場合は正常に翻訳されるが、文章ではなく名前だけを入力した場合に「ムン・ジェアン」と翻訳される。インスタグラムでも同じ現象が見られるという。

「ムン・ジェアン」は、文大統領の「ジェイン」と韓国語で「災難」を意味する「ジェアン」をもじった表現で、「ムン・ジェアン」は、反文大統領派の人が文大統領を批判する際にも使われている。

この他にも、「reporter」が「キレギ」(記者を意味する韓国語「キジャ」とごみを意味する韓国語「スレギ」を組み合わせた造語で、レベルの低い記事を指す)と自動翻訳されることが分かっているといい、記事は「ヘイト表現を放置しているとの非難は避けられないだろう」と伝えている。

フェイスブックの自動翻訳サービスは人工知能(AI)を活用しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは意外にも「AIは実に賢くなったね」「完璧じゃないか」「人工知能も見抜いているよ、ムン・ジェアン!」「これのどこがヘイト表現なの?」「正解だよ、何か問題が?」「今年一番、心温まるニュースだな(笑)」「真実のフェイスブック」「フェイスブックがグローバルに成長した理由がここにあった」など、自動翻訳の内容は「問題なし」とするコメントが殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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