ダイエットで始めた縄跳びで人生大逆転!世界大会で準優勝―中国

人民網日本語版    2020年9月15日(火) 15時10分

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2016年当時、呂艶飛さん(40)の体重は95キロ。肥満だったため、階段を上る時も息が切れ、仕事の時もしんどさを感じていた。

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2016年当時、呂艶飛さん(40)の体重は95キロ。肥満だったため、階段を上る時も息が切れ、仕事の時もしんどさを感じていた。また、自信がなく、写真を撮るのも、鏡を見るのも嫌だったという。中央テレビニュースが伝えた。

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当時、なんとかしてダイエットしたいと思った呂さんはさまざまな運動を試してみたものの、思うような効果が得られなかった。そんなある日、公園を散歩している時に縄跳びパフォーマンスをしている人たちを見かけ、その目の回るような見事な動きに魅了された。「初めは、10回や20回も跳べなかったので、『簡単な運動で、他の人はできるのに、なぜ自分はできないのか』と落ち込んだ。でも、体重を減らすことができれば、他の人に負けないとも思った」と呂さん。

堅い決意を抱いた呂さんは、縄跳びが日課となった。しかし、初めの頃は、練習もなかなかうまくいかなかった。呂さんは、「1カ月目は、足も膝も痛かった。まず、体重が重すぎたこともあるし、縄跳びのフォームにも問題があった。だからけがをする可能性もあった」と振り返る。しかし、いろいろと模索しながらも、縄跳びをあきらめることなく続けると、1カ月後には体重が7.5キロ減ったという。そして、半年後には25キロも痩せることに成功した。

ダイエットに成功した呂さんの縄跳びのテクニックは急速に上達し、広場で最も縄跳びが上手な人になった。しかし、呂さんはそれで満足することはなかった。

■趣味が高じて世界大会に出場

縄跳びのテクニックが上達するにつれて、呂さんはハイレベルな技にも挑戦するようになり、さらにレベルの高いステージへと邁進していった。

こうして、呂さんの目標はもはやダイエットではなくなり、縄跳びに完全に夢中になっていった。2018年3月、呂さんは縄跳びの世界チャンピオン・侯維東さんに弟子入り。最高レベルの縄跳びに挑戦するようになった。それから半年後、呂さんは中国の全国縄跳びのリーグ戦に出場し、初出場にもかかわらず優勝してしまった。

さらに、2019年7月、ノルウェーで開催された縄跳びの世界大会・WJRに初出場した呂さんは、中国代表チームのメンバーとして3×40秒のスピードリレーで準優勝し、シングルス・3分跳躍(30歳以上の部)で3位に入った。

■得意の縄跳びを教えてハッピーを共有

呂さんは現在、縄跳びパフォーマンスの推進や指導の仕事に携わっている。自分が教えている子供たちの体やメンタルが縄跳びで改善されるのを見ることが、呂さんにとって最もうれしいことだという。

「多くの子供たちは習い始めたばかりの時は言うことを聞かず、集中力もない。でも、縄跳びの練習をしているうちに、集中力が高まるようになる。子供の姿勢や体つきが良くなったと言ってくれる保護者もいる。そう言ってもらった時は、とてもうれしかった。それは、縄跳びがもたらしてくれた変化だから」と呂さん。

呂さんはすでに40歳で、プロの縄跳び選手としてはもう「高齢」の部類に入る。しかし、大好きな縄跳びの練習を続けているため、今でも高いレベルをキープしている。呂さんは現在、来年カナダで開催される予定の世界選手権に出場する準備をしており、中国の栄光のために、表彰台の一番高い所に立つことを目指している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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