視覚障害者が点字ブロックを歩いてみたら…不備だらけで足に傷までつくる―中国

Record China    2020年9月12日(土) 14時30分

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8日、新浪新聞の微博アカウント・頭条新聞は、中国雲南省昆明市の点字ブロックに30を超える不備が見つかったと伝えた。

2020年9月8日、新浪新聞の微博(ウェイボー)アカウント・頭条新聞は、中国雲南省昆明市の視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)に30を超える不備が見つかったと伝えた。

記事は、昆明市内にある点字ブロックを視覚障害者が実際に歩いてみたと紹介し、その時の様子を撮影した動画も掲載した。約300メートルの点字ブロックを25分かけて歩いたが、その間に30以上の不備があったという。映像を見ると、途中で点字ブロックがなくなり急に階段になっているケースや、看板が突き出ていて歩行の邪魔になるケースなどが見受けられ、記事は「歩き終えたときには、足に傷までできた」とも伝えた。

この実態について関連部門に問い合わせたところ、「区政府は毎日幹部を派遣して文明的ではない現象を改善している。バリアフリー設備についての報告も毎週行っているが、裏通りなどまでチェックしきれなかったかもしれず遺漏があったかもしれない。改善を強化する」との回答だったという。

これに対し、中国のネットユーザーから「ほとんどの所の点字ブロックは装飾品に過ぎない。視覚障害者には全く便利ではない」「中国の点字ブロックなんてただの笑い話。ほとんどの所が非合理的」「かなり多くの点字ブロックに車が駐車している」「見つからなければ改善することもない」など問題を指摘するコメントが多く寄せられた。(翻訳・編集/山中)

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