2020年8月31日、中国メディアの観察者網は、街中を素っ裸で走っていた男性たちについて紹介する記事を掲載した。

記事によると、湖南省長沙市芙蓉区にある商業施設・華海3C広場近くで数人の男性が全裸で走っている様子を撮影した動画が中国のネット上にアップされて話題となった。

華海3C広場の関係者は「当時、われわれはこの行為を制止した。現在は派出所が処理しているところだ」と説明し、調査中であることを理由に多くは語らなかったが「この件と広場とは無関係」と指摘。また、ネット上には、この様子の写真と共に「IT企業の従業員が業績達成できなかったので裸で走らされた。すでに捕まったが今年のIT業界は大変だろう」「某企業で業績達成できずにストリーキングに出発」との投稿があったが、関係者は「でたらめだ」と否定したそうだ。

これに対し、中国のネットユーザーから「資本主義社会では従業員に尊厳などない」「中年男性だけがこのように搾取される。家のローンに妻と子どもを背負っており、安易に辞職できない。社長はこれを利用して容赦しないのだ」などのコメントが寄せられた。

また、「これは人格を侮辱する行為だ。この会社の社長を訴えたほうがいい」との意見や、「業績達成できないという理由で従業員が裸で走るのなら、業績達成できたら社長が裸で走るのかな」というユーザーもいた。（翻訳・編集/山中）