山西省の元従軍慰安婦2人が死去=日本政府に謝罪・賠償求めるも果たせず―中国

Record China    2014年2月11日(火) 15時13分

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10日、中国新聞網によると、中国山西省盂県の元従軍慰安婦、陳林桃さんと張改香さんが旧正月を迎えることなく亡くなった。享年は陳さんが91歳、張さんが88歳。写真は南京に残されているアジア最大の旧日本軍「慰安所」跡。

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2014年2月10日、中国新聞網によると、中国山西省孟県の元従軍慰安婦、陳林桃(チェン・リンタオ)さんと張改香(ジャン・ガイシアン)さんが旧正月を迎えることなく亡くなった。享年は陳さんが91歳、張さんが88歳。

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2人は他の元従軍慰安婦らとともに、1995年から旧日本軍の中国侵略の被害を訴え続け、日本政府に謝罪と補償を求めてきた。しかしその希望はかなわなかった。

被害者が特に多い山西省で123人の元従軍慰安婦を調査し、60人余りの口述史を2011年に出版した、中国民間慰安婦調査の第一人者・張双兵(ジャン・シュワンビン)氏は、「元従軍慰安婦たちは、日本の協力者や国内の民間団体の支援を受け、日本政府に謝罪を求め、内心では期待を抱いてきた。しかし裁判で繰り返し棄却されると、落ち着いた生活を送れなくなったことなどもあり、訴訟に立ち上がったことを後悔する人も出るようになった」と話している。

上海師範大学中国慰安婦問題研究センターの蘇智良(スー・ジーリャン)主任の研究によると、第2次世界大戦時に中国・韓国など合わせて約40万人の女性が強制的に慰安婦にさせられた。(翻訳・編集/NY)

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