中国の習近平国家主席とプーチン大統領は26日、中露科学技術革新年の開幕を祝うメッセージを各々寄せた。新華社が伝えた。

習主席は「中露は互いに最大の隣国だ。新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るう中、中露両国が心を合わせて協力し、互いに見守り助け合い、中露科学技術革新年を予定通り開催したことは、新時代における中露の包括的・戦略的協力パートナーシップの水準の高さと特殊性の十分な現れだ。手を携えて感染症と闘い、共に困難を克服した中露の成功裏の実践は、必ずや両国交流・協力強化の強大な原動力となるものと信じる」と指摘。

「中露は責任ある世界の大国、重要な影響力ある科学技術大国として、時代の大きな流れに順応し、発展の大勢を把握し、両国の科学研究従事者と科学技術界の包括的で重層的かつ幅広い分野の交流と協力を推進して、グローバル・ガバナンス体制の変革の促進、人類運命共同体の構築に新たな、一層の貢献をする必要がある」と強調した。

プーチン大統領は「科学技術革新は現在露中両国にとって最も将来性に富む協力分野の一つであり、両国の発展の未来を決定し、両国民の生活水準の向上に影響を与えている。今回の科学技術革新年の枠組みで行われる活動は内容豊かで、科学研究、展示、学術交流など一連の協力事業が含まれる。特に両国の政府、医学機関、科学研究機関による新型コロナウイルス感染症対策の緊密な協力は重要な成果を挙げ、広範な影響を及ぼす。科学技術革新年の開催が成功し、新時代における露中の包括的・戦略的協力パートナーシップの発展に新たな内容を与えることを心から祈る」と表明した。

2019年6月の訪露時に習主席はプーチン大統領と共に、2020年と2021年を中露科学技術革新年とすることを発表した。「科学技術革新」をテーマとする国家年の中露両国による開催は初めてだ。（提供/人民網日本語版・編集/NA）