中国卓球代表チーム主将・馬龍「東京五輪楽しみだがプレッシャーも」―中国メディア

人民網日本語版    2020年8月25日(火) 19時20分

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東京五輪模擬大会が21日、海南省陵水市で閉幕した。中国卓球男子の中核を担う選手の超一流のプレーも見ることができたため、卓球ファンにとってはたまらない大会となった。写真は馬龍。

14日間の激戦を経て、2020年「東京五輪模擬大会」が21日夜、海南省陵水市で閉幕した。同大会は、新型コロナウイルス対策が常態化する中で初めて行われた卓球の公式大会となった。今回の模擬大会は、来年開催される予定の東京五輪と同じ日程、種目で行われ、参加した選手は2020年の第4期世界ランキングに基づいてシード権が確定した。同大会は、成長した若手選手の活躍ぶりを見ることができるだけでなく、馬龍(マー・ロン)や許[日斤](シュー・シン)など、中国卓球男子の中核を担う選手の超一流のプレーも見ることができたため、卓球ファンにとってはたまらない大会となった。北京青年報が伝えた。

模擬大会開催は、東京五輪に向けた全面的な演習が一番の狙いだ。現在31歳で世界ランキング3位(男子シングルス)の馬龍にとって、東京五輪の延期は新たな挑戦となっている。馬龍は、「五輪は楽しみであると同時に、プレッシャーもある。東京五輪に出場できれば、自分にとってとても光栄なことであると同時に、プレッシャーでもある。自分自身は年齢はほとんど気にしていない。なぜなら、スポーツ競技で注目されるのは能力と結果だから。だから、自分の能力がそうした要求に達しているかを一番気にしている。これまでに、五輪に2回参加してきた。2回とも、新しい目標を掲げて参加した。主には自分が今どの位置にいるのかを確かめるという目標だ」と話す。

卓球ファンの間では、馬龍はレジェンド的存在だ。15歳の時に代表チームに入り、これまで17年間、そのメンバーとして活躍してきた。2012年には、卓球の三大世界(オリンピック、ワールドカップ、世界卓球選手権)の男子シングルスで初優勝。15年に世界卓球選手権の男子シングルスで優勝するなど、世界の男子卓球における第一人者の地位を築いてきた。その後も、16年のリオデジャネイロ五輪の男子シングルスでは、張継科(ジャン・ジーカー)を破って金メダルを獲得。世界選手権では17年、19年にも優勝して、3連覇という偉業を成し遂げた。

現時点で、馬龍は24回世界チャンピオンに輝き、王楠(ワン・ナン)と並んで世界一の数を誇っている。来年の東京五輪で優勝すれば、世界の卓球史上で最も多く世界チャンピオンになった選手となり、歴史に名を刻む、まさにレジェンドとなる。数々の栄誉を総なめしてきたにもかかわらず、馬龍は「自分のキャリア全体を見れば、もう成功していると言えるだろうが、現役を続ける限り新しい目標ができる。今後、もう一度世界チャンピオンになれるにしても、なれないにしても、卓球界にまたしっかりと名前を刻みたい」と話し、依然としてさらなる高みを目指している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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