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英誌が指摘した文政権の「欠点」、韓国ネットで共感呼ぶ

配信日時:2020年8月24日(月) 21時20分
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24日、韓国・朝鮮日報が「英国を代表する時事週刊誌エコノミストが文在寅政権の『ネロナンブル』状態を批判した」と報じ、韓国のネット上で波紋を広げている。写真はソウル。

2020年8月24日、韓国朝鮮日報が「英国を代表する時事週刊誌エコノミストが文在寅(ムン・ジェイン)政権の『ネロナンブル』状態を批判した」と報じ、韓国のネット上で波紋を広げている。「ネロナンブル」とは韓国でよく使われる冷やかし言葉。「自分がやればロマンス、他人がやれば不倫」という言葉の略語で「他人に厳しく自分に甘い」という意味だ。

記事によると、同誌は22日(現地時間)、「韓国の進歩的な統治者たちが内面の権威主義を発散する」と題する記事で「人権弁護士だった文大統領は前政権より開放的で反対意見に寛大な政権を作ると宣言したが、その意志が弱まりつつある。文政権は他人を批判するのは得意だが、自分たちに対する批判は受け入れようとしない」と指摘。また「政府に反対する意見が出ると関心を示さない、もしくは訴訟を行う」とし、「政府高官に関してメディアを相手取り起こした訴訟の数は、朴前政権から20%近く増加した」と主張した。

具体的な例としては、ある保守系メディアが昨年掲載した文大統領夫人の海外訪問の頻度を批判するコラムを大統領府が名誉棄損で提訴し、一審で敗訴した事例などを挙げている。その他、チョ・グク前法相に関するうわさを広めた韓国のジャーナリストが名誉毀損(きそん)で提訴され、先月に懲役8カ月の判決を受けたことも紹介。この件については国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」が「情報源の公開を拒否したために拘束された」として批判している。

さらに同誌は「韓国は立法府にも問題がある」と指摘し、「与党『共に民主党』が今月初め、政府がフェイクニュースに是正命令を下せる法案を発議した」と説明。「政府に批判的な記事がフェイクニュースと決めつけられる可能性がある」と懸念を示した。

文政権が「批判に耳を傾けない姿勢」を貫く理由としては「韓国の左派は軍事独裁に対抗したという政治的アイデンティティを築き、自分たちに反対する人たちの表現の自由は重視しない」と分析。また「政府内にいる左派たちは弱者という自我像を捨てられない」とし、「特定メディアを対抗政党の武器と考え、そこから批判が出ると包囲されているという強迫観念(siege mentality)を持つ」と指摘した。

その上で「文政権は世宗大王の言葉をよく考えるべき」とし、世宗大王が1425年に残した「私は高潔でもなく治めることにたけてもいない。天の意思に反して行動するときも確かにある。だから私の欠点を必死に探し、私が叱咤に応えられるようにしてほしい」との言葉を紹介したという。

これに韓国のネットユーザーからは「的確な評価だ」「文政権は自分たちに不利なことは徹底的に無視するよね」と共感する声が相次いで上がっている。

その他「海外メディアに批判されるなんて相当深刻な証拠。早く政権交代しないと国民が死んでしまう」「今後はエコノミストも積弊勢力リストに追加されるのでは?」「韓国のメディアは恥ずかしくないのか。権力に媚びず、外国メディアに正しいことを指摘されるより先に国民のために公正な報道をしてほしい」などの声も。

一方、一部では「外国メディアに何が分かるのか」「文政権は他人の批判に惑わされず自分の信じる道を行けばいい」など反論の声も見られた。

文政権への「ネロナンブル」という批判は韓国の政界からもたびたび出ている。野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)代表は最近、与党の検察改革について「ネロナンムブル」と指摘し「検察に独立性を持たせないことが目標になっており、検察が政権の犬になってしまう」「(政府が)ユン・ソクヨル検察総長を初めは忠犬と考えていたが、猛犬だということに気付いたため強硬な対応に出たもの。この政権の検察改革目標は忠犬を育てること」などと批判した。(翻訳・編集/堂本

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