中国のZマシンは米国の22倍のエネルギーを発生―仏メディア

Record China    2020年8月24日(月) 8時0分

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21日、仏RFIの中国語版サイトは、中国のZマシンは間もなく建設が完了し、核爆発を伴わずに核兵器の実験を行うことができるようになると伝えた。

2020年8月21日、仏RFIの中国語版サイトは、アップルデイリーの記事を引用し、「米誌ナショナル・インタレストによると、中国のZマシンは間もなく建設が完了し、核爆発を伴わずに核兵器の実験を行うことができるようになる」と伝えた。

記事によると、Zマシンとは一種の高周波電磁波発生器で、極度に高温、高圧の条件を作り出すことができ、ある種の物理試験や材料試験を行うことができる。非常に強力なX線を発生させ、核爆発に近い状態を再現することができるという。

中国のZマシンは60メガジュールのエネルギーを発生できる。これは米サンディア国立研究所のZマシンの2.7メガジュールと比べると約22倍になるという。中国の物理学者は「これだけ大きなエネルギーを利用するので、摂氏1億度まで加熱することを目標としている。そうなると米国のZマシンはひどく見劣りしたものとなるだろう」と述べている。

中国のZマシンは米国よりも規模が大きいとはいえ、中国がどれほどの優位性を持つことができるかははっきりしていないという。米国は現在約7000発の核弾頭があり、ロシアもほぼ同数の核弾頭を有しているが、中国は300発しかない。しかしそれでも米国に破滅的な破壊をもたらすことができるという。(翻訳・編集/山中)

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